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『永遠平和のために/啓蒙とは何か』カント(光文社古典新訳文庫)

永遠平和のために/啓蒙とは何か
カント

後期教養学部・男性

→紀伊國屋書店で購入

永遠平和のために/啓蒙とは何か

1.この本との出会いはいつですか?

1、2年前

2.どんな内容の本ですか?

政治哲学、政治倫理について

3.この本のどういうところが好きですか?
(抽象的にでも具体的にでもいいです)

人間の愚かさ、欲深さを考慮した上で、ある程度現実的提案をしている所が好き。およそ哲学は上の難解な問題に辿り着くのだが、それを認めるか認めないかに分岐する。この著は前者である。

4.この本からどのような影響を受けましたか?

政治体系としては、複数の貴族による共和制が優れているという説は、少し頷いた。問題は、それに耐える器を持った人間が大量に必要になるということ。そう考えると、現代の政治が衆愚に陥りざるを得ないのは仕方ない気がする。