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売上ランキング:第一週

皆様大変長らくお待たせ致しました。

開催第一週の売上ランキングを

ようやくまとめることができましたので、

ここに公表させて頂きます。

■ワールド文学カップ世界ランキング集計方法

参加している作品の売上冊数を文庫本1冊=1ポイント、単行本1冊=3ポイントとしてそれぞれの所属チームの得点を集計し、世界ランキングを決定致します。 ランキングは毎週、一週間の売上を集計して「今週のランキング」として発表(「往年の名選手たち」「日本文学代表選抜会」は別枠にて発表)。会期通算のランキングは、途中経過を4月下旬に、会期終了の5月17日以降に最終的なランキングを発表する予定です。

それでは記念すべき第一回、今週のランキングです。

売上ランキング(第一週)

集計期間:4/1~4/7

【ワールド文学カップ】

第1位 30pt 諸外国の文学:タイ

第2位 25pt 反逆の国アメリカ

第3位 20pt ウリポを生んだフランス

第3位 20pt ロマンスの宝庫イングランド

第5位 19pt フーリガンだらけアルゼンチン

次点 短篇小説ランドアイルランドカルヴィーノ万歳イタリア

【得点王】

12冊 ピエール・モリオン『閉ざされた城の中で語る英吉利人』

   (所属チーム:エロスの大国フランス)

【往年の名選手たち】

第1位 12pt テッド・チャンあなたの人生の物語

第2位 7pt グレイス・ペイリー『人生のちょっとした煩い』

第3位 6pt ポール・ヴァレリームッシュー・テスト』

第4位 5pt ジャック・フィニイ『ゲイルズバーグの春を愛す』

第5位 4pt ギュスターヴ・フロベール紋切型辞典

第5位 4pt チャールズ・ディケンズディケンズ短篇集』

第5位 4pt ヴァージニア・ウルフ灯台へ

【日本文学代表選抜会】

第1位 7pt 内田百けんノラや

第2位 6pt 幸田露伴五重塔

第2位 6pt 中上健次『重力の都』

第4位 5pt 横光利一『上海』

第4位 5pt 田村隆一『腐敗性物質』

第4位 5pt 幸田文『台所のおと』

第4位 5pt 古井由吉『野川』

第4位 5pt 米原万里『オリガ・モリソヴナの反語法』

第4位 5pt 車谷長吉『塩壺の匙』

第4位 5pt 町田康『告白』

一体誰がこんな結果を予想したでしょうか。孤高のエース、ラッタウット・ラープチャルーンサップを擁するタイが2位に5ポイントの差をつけて独走しています。Twitterで話題沸騰、その効果がランキングにも表れた模様です。2位の「反逆の国アメリカ」はサリンジャー、トウェイン、ブコウスキーの3トップがバランス良く得点を挙げた結果で、3位の「ウリポを生んだフランス」は、売上冊数こそ他国に比べて多くないものの、ジャック・ルーボー以外は単行本なので3倍速で得点を挙げました。同着3位の「ロマンスの宝庫イングランド」では、放送禁止用語が飛び交うスウィンバーンの傑作『フロッシー』が大健闘。マキューアンの新刊『初夜』のアシストも忘れてはいけません。5位の「フーリガンだらけアルゼンチン」ではビオイ・カサーレスの『モレルの発明』が盟友ボルヘスをぶっちぎって絶好調。プイグやコルタサルといった職人も揃い、ボルヘス不在の中でも十分に闘えることを証明する結果となりました。

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さあ、波乱のスタートを切ったワールド文学カップ。

次週は一旦リセットして、新たなランキングをお届け致します。

ご期待下さい。