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第26位 『ららら科學の子』 矢作俊彦

ららら科學の子

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文藝春秋/税込1,890円)


「殺人未遂に問われ、中国に密航した彼。30年ぶりに還ってきた東京で彼が見たものは。」手塚治虫星新一・ロバート・A・ハインライン夏への扉」…あの頃沢山の作家たちが来るべき未来を夢みて、想像して様々な小説を書きました。そして時代がその空想に追いつき追いこそうとしている現在、待っていたのはバラ色の生活?色あせた現実?凝った装丁に魅かれて手にとった人、ぜひ。タイトルの懐かしいフレーズが思わず気になった人ぜひ。そして最初の数ページを読んでみて“これは!!”とひっかかるものを感じた人は絶対。本を読む楽しさと深さがずっしり詰まった本なのです。オススメ!!

〔新宿本店・平野千恵子〕

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