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夜と霧/ヴィクトール・E・フランクル/池田香代子(訳)

夜と霧
ヴィクトール・E・フランクル池田香代子(訳)

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7/4/2013 20:52:37
法学部 国際公共政策学科
1年生・男性

あなたが誰かに贈りたい本はありますか?その本の名前と著者名をお書きください。

夜と霧/ヴィクトール・E・フランクル池田香代子(訳)

その本をどんな人に贈りたいですか?

高校・大学受験生や気持ちを引き締めたい人

どんな内容の本ですか?簡単なあらすじや、設定などをお書きください。

ユダヤ人迫害での一連の劣悪な環境下での強制収容・労働を経験し、苦境の中でも心理学者として、人々と自分の精神的内面を見つめ、研究をした著者ヴィクトール・E・フランクルによる、彼にしか書けない事実。
強制収容・労働の実態と死の恐怖を味わいながらの生をもつ人々の心理と監視者、実行者の様子、心理をありのままに表現した一冊。

あなたはその本と、どのようにして出会いましたか?

さりげなく、高3の受験勉強での「倫理」の授業で高校の先生が紹介してくださった。
そして、受験勉強下にある自分も苦しいが自分の想像もつかない苦難を経験した方々のいたという事実を知ることで、
自分を奮い立たせようと、高校の図書館へ行き、そこでこの本と出会った。

その本を受け取った人に、どのように思ってほしいですか?

ユダヤ人迫害関連本として、代表格として挙げられる著作。前訳本として霜山徳爾によるものもあるが、高校生にはまず、当作を読んでもらいたい。
私が高3の時のように、自分の我慢弱さや妥協に気づきそれを改善しようと思ってもらえるとありがたい。とにかく自分を奮い立たせてもらえると嬉しい。
「こんなにも辛い経験をして、それを人間は乗り越えたんだ!人間はここまで耐えられるのだから、自分ももう少し頑張らないといけない」と・・・・・・。
また、大事なことだが、人間の負の遺産としてのこの事件についての深い知識と理解を得ていることは、 今後の社会を担う若者として二度と同じようなことを起こさないためにも、非常に重要なことだと考える。