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ぐるんぱのようちえん/西内ミナミ

ぐるんぱのようちえん
西内ミナミ

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7/5/2013 11:01:41
大阪大学
職員・女性

あなたが誰かに贈りたい本はありますか?その本の名前と著者名をお書きください。

ぐるんぱのようちえん/西内ミナミ

その本をどんな人に贈りたいですか?

落ち込んでいる人

どんな内容の本ですか?簡単なあらすじや、設定などをお書きください。

大きなぞうのぐるんぱは、みんなから「くさい」と嫌われて、ひとりぼっちで寂しくて、しょんぼりとくさっていました。でも、一念発起して社会に出て、いろんな仕事にチャレンジします。ぐるんぱが作るものは、全部大きかったり、使えなかったり、やる気ばかりが空回りして、なかなかうまくいかず、またしょんぼりしてしまいます。だけど、そんなぐるんぱを必要とする子どもたちに出会って、ぐるんぱはようちえんを開きます。今まで失敗してきた仕事で作ったものたちは、すべてようちえんの遊具となり、子どもたちの遊び道具になりました。自分にあった仕事と居場所を見つけたぐるんぱは、楽しい毎日を暮らせるようになりました。
「ぐるんぱは、もう さみしくありません。 びすけっと、まだ たくさん のこっていますね。」

あなたはその本と、どのようにして出会いましたか?

小さい頃に、何度も読んでもらいました。
大人になって、子どもを産んでから、本屋さんで再び出会いました。

その本を受け取った人に、どのように思ってほしいですか?

子ども向けの絵本で、子どもに向けた話ですが、大人の世界でも、こういうことってけっこうあるのでは?「自分探し」とか、自分に合った仕事がわからないとか、頑張りが空回りして周りとうまくいかないとか・・・。そういう人たちに、解決策のノウハウを伝えるのではなくて、ほっと一息ついて、ちょっと心をほぐしてもらえるのではと思います。語感のいい繰り返しのフレーズを音読すると、日本語って美しいな、なんかほっとするな、と思える本です。