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洋書編「円周率、ネイピア数、フェルマーの最終定理…数学の歴史は面白い!」

Pi:A Biography of the World's Most Mysterious Number

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Pi:A Biography of the World's Most Mysterious Number』(A.S.Posamentier、I.Lehmann、Prometheus Books)


E:The Story of a Number』(E.Maor、Princeton Univ.)

Fermat's Last Theorem』(S.Singh、Harpercollins)

1冊目)「円周率π3.14…」は数学の様々な分野で使われる、最もポピュラーな数のひとつです。円だけでなく確率や川の長さの測定など、例を挙げればきりがありません。本書は学校の授業では習えない、「π」の魅力を数学の歴史をまじえながら解説してくれます。

2冊目)「円周率π3.14…」は誰もが知っている数ですが、ネイピア数「e2.71…」は意外と知られていない(理系の方ならむしろπよりも馴染み深い)。本書は「e」にまつわる歴史を物語風にわかりやすくまとめた数学読み物です。途中やや難解な数式もありますが、この一冊を読めば「e」という数の面白さや魅力がわかると思います。

3冊目)「フェルマーの最終定理」…。この数学史上最大の難問はいかにして証明されたのか? 古代ギリシアまで遡り、1995年に証明されるまでを描いた壮大な物語です。数学に興味のない人でも、歴史書としても十分に読み応えのある作品だと思います。【新宿南店・真】