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プロの読み手による書評ブログ

人に贈って喜ばれた本

ゴールディーのお人形

→紀伊國屋書店で購入


プレゼント選びは難しい。とくに本は押しつけがましい気がしてなるべく贈らないようにしているが、それでも好きな本を贈って喜んでもらえたときは、とても嬉しい。

ゴールディーのお人形』(M.B.ゴフスタイン、すえもりブックス、店頭在庫のみ)
→知り合いの版画家の女性への出産祝いに贈った絵本。「ものをつくることの姿勢が問われているみたいで、ぎくりとしました。良い本でした」と言ってもらった。「仕事への愛」をテーマに、いろんな職業をシンプルな線で描くゴフスタインの作品の中で一番好きな本。

私小説 from left to right』(水村美苗、新潮社)
→留学先のロンドンでホームシックに陥っていた元同僚へのクリスマスプレゼント。「ルームメイトと回し読みして、みんなで、まるで自分のことを書いたみたい、と言いあった」と手紙が来た。

新家庭料理』(丸元淑生中央公論社、絶版)
→一人暮らしを始めた学生時代の友人に贈った。当時はまっていた丸元淑生の料理本で、だしのとり方や栄養価を落とさない野菜の調理法をこの本で覚えた。

【出版部・有馬由起子】