ごあいさつ
五月祭で何か面白いことがしたいと思い、東大にふれてもらうという五月祭のコンセプトの中で人々に興味を持ってもらえることは何なのだろうと考えたとき、「本」と東大生というのは関わりの深いもので本を通して東大生の本質を捉えることができるのではないかと思い、この企画を行いました。
本を借りるとき、100人には単純に、「あなたのおすすめの本を貸してください。」としか言っていません。
そう言われたときに100人の東大生はいったいどんな本を差し出すのか、そこに一つの東大の縮図が見えるのではないかと思っています。
そんな企画を今回、書評空間内の1つのコーナーにすることができました。
100冊のリストとコメントを見て、少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいです。

東京大学 農学部 3年 賈 一丁

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2011年07月11日

『永遠平和のために/啓蒙とは何か』カント(光文社古典新訳文庫)

永遠平和のために/啓蒙とは何か
カント

後期教養学部・男性

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永遠平和のために/啓蒙とは何か

1.この本との出会いはいつですか?

1、2年前

2.どんな内容の本ですか?

政治哲学、政治倫理について

3.この本のどういうところが好きですか?
(抽象的にでも具体的にでもいいです)

人間の愚かさ、欲深さを考慮した上で、ある程度現実的提案をしている所が好き。およそ哲学は上の難解な問題に辿り着くのだが、それを認めるか認めないかに分岐する。この著は前者である。

4.この本からどのような影響を受けましたか?

政治体系としては、複数の貴族による共和制が優れているという説は、少し頷いた。問題は、それに耐える器を持った人間が大量に必要になるということ。そう考えると、現代の政治が衆愚に陥りざるを得ないのは仕方ない気がする。

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