ごあいさつ
五月祭で何か面白いことがしたいと思い、東大にふれてもらうという五月祭のコンセプトの中で人々に興味を持ってもらえることは何なのだろうと考えたとき、「本」と東大生というのは関わりの深いもので本を通して東大生の本質を捉えることができるのではないかと思い、この企画を行いました。
本を借りるとき、100人には単純に、「あなたのおすすめの本を貸してください。」としか言っていません。
そう言われたときに100人の東大生はいったいどんな本を差し出すのか、そこに一つの東大の縮図が見えるのではないかと思っています。
そんな企画を今回、書評空間内の1つのコーナーにすることができました。
100冊のリストとコメントを見て、少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいです。

東京大学 農学部 3年 賈 一丁

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2011年07月11日

『ディズニーランドという聖地』能登路雅子(岩波新書)

ディズニーランドという聖地
能登路雅子

工学部・女性

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ディズニーランドという聖地

1.この本との出会いはいつですか?

大学1年の冬休みに、駒場の図書館で「ディズニーランド」と検索して見つけた。主にオーランドに開園したアメリのディズニーランドについて論じている。

2.どんな内容の本ですか?

ウォルトディズニーの伝記、ディズニーランドの沿革、アトラクション分析。アトラクション分析は、東京ディズニーランドのしくみはオーランドのディズニーランドとほぼ同じなので、違和感なく読める。

3.この本のどういうところが好きですか?
(抽象的にでも具体的にでもいいです)

アトラクションに対する独自の考察。さまざまなディズニー本の草分け的存在。よく引用されているのを見ます。おそらく、解釈として筋が通っていて、新しい解釈を付け加える余地がない。具体的には、カリブの海賊の部分とジャングルクルーズの部分。いかにアメリカという文化を反映したものかというのが分かる。

4.この本からどのような影響を受けましたか?

好きなものをただ好きなだけでは何も生まれないこと。知識と知識をつなげてそこに新しい意味を見いだすことが、価値の作り方であること。また、好きなものはとことん好きで構わないんだ、という肯定感を得て安心した。

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