ごあいさつ
五月祭で何か面白いことがしたいと思い、東大にふれてもらうという五月祭のコンセプトの中で人々に興味を持ってもらえることは何なのだろうと考えたとき、「本」と東大生というのは関わりの深いもので本を通して東大生の本質を捉えることができるのではないかと思い、この企画を行いました。
本を借りるとき、100人には単純に、「あなたのおすすめの本を貸してください。」としか言っていません。
そう言われたときに100人の東大生はいったいどんな本を差し出すのか、そこに一つの東大の縮図が見えるのではないかと思っています。
そんな企画を今回、書評空間内の1つのコーナーにすることができました。
100冊のリストとコメントを見て、少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいです。

東京大学 農学部 3年 賈 一丁

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2011年07月11日

『数学的にありえない』アダムファウファー(文春文庫)

数学的にありえない
アダムファウファー

工学部・女性

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数学的にありえない

1.この本との出会いはいつですか?

今年の春。名前に惹かれて衝動買いです。

2.どんな内容の本ですか?

イメージ的には理系版ダ・ヴィンチ・コード。天才数学者の主人公がラプラスの魔の能力を得、これに目を付けた研究者たちに執拗に追いかけられるものの、その特殊な能力で難局を切り抜けてゆく…。確率統計論や量子力学など小難しい話も出てきますが、作品中でかい摘まんで説明してくれるので知らなくても十分楽しめます。

3.この本のどういうところが好きですか?
(抽象的にでも具体的にでもいいです)

前半は冗長で少し退屈になってしまいますが、後半以降にはスピード感があったり意外性があったりと作品に入り込めるので私みたいな飽きっぽい人でも一気に読める点はよかったです。確率統計論で未来は予知できるのか、という発想も面白いと思いました。

4.この本からどのような影響を受けましたか?

SFちっくなサスペンスなので娯楽でしかないのですが、知的好奇心が沸いて来るようなストーリーだと思います。

数学的にありえない(上巻)
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数学的にありえない(下巻)
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