ごあいさつ
五月祭で何か面白いことがしたいと思い、東大にふれてもらうという五月祭のコンセプトの中で人々に興味を持ってもらえることは何なのだろうと考えたとき、「本」と東大生というのは関わりの深いもので本を通して東大生の本質を捉えることができるのではないかと思い、この企画を行いました。
本を借りるとき、100人には単純に、「あなたのおすすめの本を貸してください。」としか言っていません。
そう言われたときに100人の東大生はいったいどんな本を差し出すのか、そこに一つの東大の縮図が見えるのではないかと思っています。
そんな企画を今回、書評空間内の1つのコーナーにすることができました。
100冊のリストとコメントを見て、少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいです。

東京大学 農学部 3年 賈 一丁

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2011年07月11日

『医者が末期がん患者になってわかったこと ある脳外科医が脳腫瘍と闘った壮絶な日々』岩田隆信(中経出版)

医者が末期がん患者になってわかったこと
ある脳外科医が脳腫瘍と闘った壮絶な日々
岩田隆信

医学部・男性

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医者が末期がん患者になってわかったこと ある脳外科医が脳腫瘍と闘った壮絶な日々

1.この本との出会いはいつですか?

『いい本だから読んでみて』と、私が中学生の頃に母が渡してくれた本です。
その事を忘れてしまい、長い間読まずにいたのですが、医学部生になった折にふと思い出して読んでみました。

2.どんな内容の本ですか?

一流の名医として、最先端の現場で脳腫瘍と戦ってきた脳外科医。しかしある日、今度は自身が不治の悪性脳腫瘍に侵されてしまいます。その壮絶な闘病生活を綴ったエッセイです。

3.この本のどういうところが好きですか?
(抽象的にでも具体的にでもいいです)

医師が患者の立場になって始めて分かる苦しみがあります。もちろん医師は患者に寄り添う努力をしていますが、限界はあるもの。この本は、今まで医師の想像の及ばなかった患者の苦しみについて教えてくれます。

4.この本からどのような影響を受けましたか?

不治の病に侵されると、身近で小さな幸せを喜ぶ生き方へと切り替えを迫られます。その時、今まで見過ごして来た幸せに気付かされる事があります。この本を読んで、幸せは日常の至る所に転がっているのだ、と改めて感じました。

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