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2010年12月01日

紀伊國屋書店新宿本店 フェア諸相「と!RAVEL Book Fair -時空放逐編-」

イベント・ホライゾンからこんにちは。 

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今月も地下一階地図ガイド売場のへんてこ旅行フェア「と!RAVEL Book Fair」がピクウィック・クラブのブログを借用させていただきます。

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こちらのフェアもなんと今回で最終回。思えば遠くまで来たものです。
一回目が世界巡遊、二回目の異界探訪、振り返ってみればなにもかも皆懐かしい。
そしてラストが「時空放逐編」です。さっそく紹介していきましょう。

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B1地図ガイド売場、へんてこ旅行フェア最終回
3ヶ月連続企画もお陰様でラストの第三弾。
世界、異界ときて今回は時空を旅します。

売場では作中の年代順に本を陳列。
時空放逐の名の通り、SF多めの選書となっています。

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時間と空間の見方が変わる、厳選の24冊(+1)
宇宙の始まりから世界の果てまでご案内。
読むほどにエントロピーが増大すること間違いありません。

ペーパーも無料で配布しています。
今回は表がブックリスト、裏を年表にしてみました。

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今年いっぱいの開催。皆様のお越しをお待ちしております。
これまで来てくださった方も、初めて知った方も、是非。
山岳棚奥フェア棚にて、改めてよろしくお願いします。

フェアの存在がじょじょに定着してきたらしく、前回異界編では本の注文がだいぶん追いつかなくなっていました。
今回の選書だと、これまで売れている本の傾向からは若干ずれそうな雰囲気なので、新たな趣味の発掘として、また皆様お誘い合わせのうえ、ご来場をお待ちしています。

以下、配布ペーパーの年表に合わせて、取り扱い書籍を列挙いたします。
リンク先は紀伊國屋bookwebです。何点か入手に時間のかかる書籍もありますが、webでのご利用もよろしくお願いします。

5秒前:悪魔によって歴史のすべてがでっちあげられる。
前5000年代頃:バベルの塔、がっつり建つ。
前7世紀頃:アラハバキ王国の成立。
前5世紀頃:ブッダ、家出する。
前70-60年頃:アンティキテラ島沖にて、文明沈む。
1582年:10日間の消失。
186X年:大砲クラブ、彗星とニアミス。
195X年:預言機械《モスクワ一号》稼働。
196X年:原子力潜水艦艦長、羊の世話を手伝う。
1969年:睡眠切除実験はじまる。
1969年:ソ連宇宙飛行士、月へ到達する。
1984年:アナーキスト、ひょっこり戴冠する。
1992年:ユービック、市場に流布する。
199X年:悪魔三匹寄りて、カオスをなくす。
2005年:歌舞伎町にロケット現る。
2006年:さよなら第九惑星。
2010年:ラジオ会館に人工衛星落下。
2013年:タイムマシン、白亜紀へ。
20 22年:サルの手になるハムレット書き上がる。
宇宙暦到来:泰平ヨンの航星日記、漸次公開はじまる。
25世紀頃:宇宙船ノーマッド、アステロイドベルトに漂着する。
26世紀頃:学者A、N、E、三人の評価が軒並み下がる。
有史以後:地球の自転、止まる。
5秒後:冥王星より手紙届く。
----:クライスラー、世界の果てへ。/(絶版紹介)テリー・ビッスン『世界の果てまで何マイル』ハヤカワ文庫 中村融訳

さて、三ヶ月にわたって開催させていただきました「と!RAVEL Book Fair」ですが、再三書いていますように、今年7月よりオープンした紀伊國屋書店地下一階の地図ガイド売場をひとりでも多くの方に、とくに普段は本屋に来ても地図ガイドとは馴染みが薄いかもしれない文芸好きの皆様に覚えていただこうという目的が第一にありまして、お陰様でこちらはあらかた成功裡に収まったと言えそうです。今後ともよろしくおねがいします。
しかしてもうひとつ、ピクウィック・クラブの諸企画が実は現在水面下で進行しており、その間の穴埋企画としてこちらのブログを使わせていただいた次第です。その役割をしおおせたかどうかは皆様のご判断に委ねられるところでしょう。

というわけで、お待たせしています、次回更新以降明かされるであろうピクウィック・クラブの企画(あれやこれやいつものやつとか)に、乞うご期待です!

2010年11月04日

紀伊國屋書店新宿本店 フェア諸相「紀伊國屋カルチャー・トリップ-今読みたいSF100」号外/「と!RAVEL Book Fair -異界探訪編-」

こんにちは。ちょうどひと月ぶりの更新です。
今回の内容は大きくふたつ。いずれも以前このブログで取り上げたフェアのその後の展開についてです。
好評のうちに幕を閉じました「紀伊國屋カルチャー・トリップ-今読みたいSF100」の結果発表と、紀行文フェア第二弾「と!RAVEL Book Fair -異界探訪編-」の紹介をさせていただきます。


「紀伊國屋カルチャー・トリップ-今読みたいSF100」

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さてこちらのSFフェア、当初は10月中頃までの開催予定だったところ会期を延長しての開催となりまして、つい先日10月いっぱいをもって終了いたしました。これまでのテーマを上回る人気に話題性もあったらしく、これもひとえに皆様のおかげです。たくさんのご来場ありがとうございました。

そして只今手元にあるのが、
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このフェアの売り上げを記した極秘資料です。
既に紀伊國屋新宿本店公式twitterアカウントにて、売り上げランキングが発表されましたので、ここでは各担当者から頂いたコメントと合わせて、簡単にフェアを振り返ってみたく思います。

ではランキングから。

 1位  伊藤計劃「ハーモニー」
 2位  マイクル・コーニィ「ハローサマー・グッドバイ」
 3位  円城塔「Self-Reference ENGINE」
 4位  伊藤計劃「虐殺器官」
 5位  伊藤計劃「メタルギアソリッド ガンズオブザパトリオット」
 6位  ジョン・クロウリー「エンジン・サマー」
 7位  カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」
 8位  小松左京・谷甲州「日本沈没第二部 上」
      小松左京・谷甲州「日本沈没第二部 下」
 9位  ナンシー・クレス「ベガーズ・イン・スペイン」
 10位 テッド・チャン「あなたの人生の物語」

エポックメイカー伊藤・円城は言うに及ばず。海外勢ではコーニィとクロウリーが競っていたところがまたなんとも。日本沈没の第二部が上下巻ともに揃って売れていたところも、きちんと読まれる方へ渡ったのだと印象深いものがあります。

次点では、

 トマス・ピンチョン「競売ナンバ-49の叫び」
 青木淳悟「四十日と四十夜のメルヘン」
 平山夢明「独白するユニバ-サル横メルカトル」
 エイミー・ベンダー「私自身の見えない徴」
 ホルヘ・ルイス・ボルヘス「創造者」
 大森望編「NOVA 書き下ろし日本SFコレクション 2」
 恩田陸「ねじの回転-Februarymoment 上」
 恩田陸「ねじの回転-Februarymoment 下」
 桜坂洋「スラムオンライン」

と若干文学色が強い感じに。さまざまなお客様に来ていただいた証左と思えます。

各担当者にはこんな質問をしてみました。
 1.一番のオススメ本はどれでしょう。
 2.売り上げを見てどうですか。
 3.フェア全体を振り返ってなにかあれば。

主催者F
1.お勧め本はジーン・ウルフ2冊。
ジーン・ウルフ「デス博士の島その他の物語」
ジーン・ウルフ「ケルベロス第五の首」
2.やはり伊藤・円城は強かった。しかし全体的には決して偏っているわけではなく、いろいろなものがちゃんと売れている印象。あと決してメジャー作家ではないコーニィの「ハローサマー・グッドバイ」がすごく売れているのが嬉しい。
3.今回のフェアは批判も含めツイッター上での反響が圧倒的に多い。SFというジャンルとツイッターの親和性の高さを確認した。そして反響や売行きからも、SFというジャンルが盛り上がっているという感触をやはり感じる。

担当K
1.津原泰水「バレエ・メカニック」
2.マルドゥック入れとけば良かった。
冲方丁「マルドゥック・スクランブル‐The 1st Compression‐圧縮 完全版」
冲方丁「マルドゥック・スクランブル‐The 2nd Combustion‐燃焼 完全版」
冲方丁「マルドゥック・スクランブル‐The 3rd Exhaust‐排気 完全版」
 →文庫版、全三巻。
冲方丁「マルドゥック・スクランブル(改訂新版)」
 →ハードカバー版、全一巻。
3.伊藤、円城の次を見つけたい。

このフェアでは選書の時点で2000年以降刊行という縛りがあり、選んでいる時点では深く考えていなかったのですが、終えてみればジャンルの盛り上がりを受けての総決算的な意味合いのあるフェアになっていたと思います。
となればやはり、次に誰か来るのかというのが気になるところ。そんな方へ向けたアンソロジーが多数刊行されており、つい先日にも以下の二冊が発売されました。

大森望編「ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成<S>」
大森望編「逃げゆく物語の話 ゼロ年代日本SFベスト集成<F>」

もう手に取られた方はお気づきかも知れませんが、実はこのアンソロジーの後書きにて、カルチャー・トリップのSFフェアについて言及され、開催の辞の掲載もされています。
このように出版社・書店・読者が繋がって、SFは一層盛り上がりを見せていくでしょう。あとがきも含めこちらも手に取ってみてはいかがでしょうか。

紀伊國屋カルチャー・トリップは今回で第二期を終え、いったんの完結を見ています。
バックナンバーはこちらのページにて常時公開中です。webでの注文はもちろん、各テーマ毎に用意された開催の辞も読めますので、買われなかった方も来られなかった方も是非一度ご覧下さい。
またいつの日かカルチャー・トリップが催されることを個人的にも期待しています。重ねて、フェアを盛り上げてくださった皆様に心より御礼申し上げます。


「と!RAVEL Book Fair -異界探訪編-」

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花園神社からこんにちは。
ここからは地下一階地図ガイド売場の紀行文フェア第二弾「と!RAVEL Book Fair -異界探訪編-」の紹介になります。
今回もポスターのキャッチコピーを引きつつ、フェアを覗いててみましょう。

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3連続紀行文フェア第2弾、出帆!
B1地図ガイド売場にて、紀行文フェア継続中。
異界をテーマに各ジャンルから本を取り揃えました。

皆様もう地下一階の地図ガイド売場は覚えていただけたでしょうか?
フェアは売場右出入り口から入り、山岳棚を抜けた奥の壁棚でこぢんまりと開催中です。

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夢と現の狭間の旅へ。24冊に凝縮された情景の数々
向かうは地獄、霊峰、深海、路地、理想郷、仮想現実――
なお旅先でのいかなる損害も当店は関知しかねますのでご了承下さい。

今回はいろはがるたふうのポップに、ことわざや名言をもじった内容紹介を付けてみました。
ポップを読み札、本を取り札に見立てて遊ぶこともできるかもしれません。一式揃えてお正月にどうでしょうか。

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左の画像、今回も絶版本を一冊紹介しています。
右は無料配布中のペーパーで、ブックリストとかるたが両面に載っています。ご自由にお持ち下さい。

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開催期間は1ヶ月。ご来店の際は是非お立ち寄りを。
引き続き来月には第三弾を予定しています。
次回《時空放逐編》まで、ゆるりとお楽しみ下さい。

開催期間は11月いっぱいです。
カルチャー・トリップが終わり、その代わりは到底務まりませんが、新たな本との出会いを求める方、気が向きましたら地下へと足を向けてみてください。


以下、取り扱い書籍を売場の読み札になぞらえて掲載します。
リンク先はbookwebとなっていますので、webでご覧の方もご利用下さい。

い.一見は百代にしかず
ろ.路地が変われば飯変わる
は.旅籠はかずがい
ほ.本より娼婦
と.東京に横道あり
り.理科室が辺境を生む
か.かわいい子にはイタリアを見せよ
た.旅は道連れホビットが憐れ 上 
そ.ゾーンに入りてはネジに従え
な.難破にキノコ
う.嘘から出たマルコ・ポーロ
く.くじら取りがくじらになる
ま.マンハッタンを歩けばビルに当たる
ふ.袋とじを開ける者、一切の高望みを捨てよ
こ.高度に発達したサービスは善意と見分けがつかない
て.天は盲目
あ.愛は赤より出でて赤より愛し
 さ.酒は飲んでも飲んでも飲んでも飲んでも――(絶版紹介)
   ヴェネディクト・エロフェーエフ『酔いどれ列車、モスクワ発ペトゥシキ行』
き.来た、見た、狩っ……
ゆ.雪は食っても高楊枝
し.新宿へ出よう。本屋にも来てね
ひ.人は餌なり
も.亡者の口に戸は立てられぬ
す.すべての道はザナドゥーへ続くかも


2010年10月04日

紀伊國屋書店新宿本店 フェア諸相 「と!RAVEL Book Fair -世界巡遊編-」

こんにちは。
突然ですが皆様はNHKの番組「世界ふれあい街歩き」を御存知でしょうか?
いわゆる紀行番組なんですが、タレントの街歩きを撮影するのではなくカメラ視点の映像で、街を歩き回る臨場感を体験できるという散歩好き・異国好きにはたまらない内容なのです。

で、あの感じを書籍フェアにできないかと思って、こんなフェアを企画しました。

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全然違う感じになりました。
今回のフェア諸相ではこの「と!RAVEL Book Fair -世界巡遊編-」を紹介させていただきます。
いったいどんなフェアなのか、ポスターには……

  と!んでもない紀行文フェア、ひっそり出立
   新装地図ガイド売場奥地にて。
   普段あまり同列には並ばないような本を集めてみました。

  『ガリア戦記』から蔵前仁一まで、古今東西の見聞録をコラージュ
   厳選された24(+1)冊はちょっと文芸よりに。
   選書リストには簡単な旅行記録も添えて、無料で配布中。

  ひと月ごとにテーマを変更、3ヶ月連続で
   第一回目の今回は《世界巡遊編》
   以後《異界探訪編》《時空放逐編》と続きます。(予定)

と、こんなことが書いてありまして、なのでそれぞれについての説明をここではしたいと思います。
まず地図ガイド売場奥地とは、どれくらい奥地なのか。

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一枚目。
7/9に紀伊國屋ビル地下一階へ移動してきた地図ガイド売場の入口です。
ここまで辿り着くのが一苦労であることは言うまでもありません。

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二枚目。山岳の棚を右手に。
正面になにやら見えてきました。

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三枚目でようやく到着。こんな感じで本を置いてます。

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近づいてみた写真がこちらです。
それぞれの本にルートナンバーを振りましたので、売場に貼り付けた世界地図上の番号と照合できます。いつ、誰が、どんな立場で、だいたいどの辺を旅したのか、というようなことを見比べてみても面白いと思います。
もちろん無料配布中のブックリストにも縮小版を掲載しました。

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一冊だけ絶版本の紹介枠を設けています。写真だと本物のようですが書影を貼り付けたパネルですので、悪しからずご了承を。

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そんな「と!RAVEL Book Fair -世界巡遊編-」は10月いっぱいの開催です。
非常に小規模なフェアですが、旅行好き、異国好き、文芸好きの皆様はもちろんのこと、普段地図ガイド売場に来ないような方も是非この機会に、ご来場をお待ちしています!

最後に、このフェアは前回紹介しました「紀伊國屋カルチャートリップ」に触発されて企画したものです。ということは続きがあります。3ヶ月連続でやりたいと思います。
《世界巡遊編》のあとは《異界探訪編》《時空放逐編》と順当に道を踏み外していく予定ですが、しかしながら第一回目である今回の結果如何によっては考え直す必要に迫られる可能性もありますので、ここは何卒皆様のお力添えに期待する所存にございます。

それでは次回。《異界探訪編》の紹介記事でお会いできることを願っています。


2010/10/12追記
今回取り上げた書籍の一覧を以下に掲載します。
bookwebでのご購入もできますので、webでのみご覧の方もご利用下さい。

01.『ガリア戦記』ユリウス・カエサル(平凡社)
02.『イブン・ジュバイルの旅行記』イブン・ジュバイル(講談社)
03.『ネーデルラント旅日記』アルブレヒト・デューラー(岩波書店)
04.『ビ-グル号世界周航記-ダーウィンは何をみたか』チャールズ・ダーウィン(講談社)
05.『八十日間世界一周』ジュール・ヴェルヌ(東京創元社)
06.『サハリン島』アントン・チェーホフ(中央公論新社)
07.『あめりか物語』永井荷風(岩波書店)
08.『失踪者』フランツ・カフカ(白水社)
09.『夜の果てへの旅 上』ルイ=フェルディナン・セリーヌ(中央公論新社)
10.『夜の果てへの旅 下』ルイ=フェルディナン・セリーヌ(中央公論新社)
11.『上海游記・江南游記』芥川龍之介(講談社)
12.『イギリスだより』カレル・チャペック(筑摩書房)
13.『ポーランド旅行』アルフレート・デーブリーン(鳥影社)
 14.『ツアンポー峡谷の謎』フランク・キングドン・ウォード(岩波書店)
15.『夜間飛行』アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ(新潮社)
16.『悲しき熱帯 1』レヴィ=ストロース(中央公論新社)
17.『悲しき熱帯 2』レヴィ=ストロース(中央公論新社)
18.『ちょっとピンぼけ』ロバート・キャパ(文藝春秋)
19.『阿房列車―内田百閒集成〈1〉』内田百閒(筑摩書房)
20.『犬が星見た-ロシア旅行』武田百合子(中央公論新社)
21.『トルコのもう一つの顔』小島剛一(中央公論新社)
22.『十六歳のオリザの冒険をしるす本』平田オリザ(講談社)
23.『シャティーラの四時間』ジャン・ジュネ(インスクリプト)
24.『観光』ラッタウット・ラープチャルーンサップ(早川書房)
25.『シベリア鉄道9300キロ』蔵前仁一(旅行人)

2010年09月20日

紀伊國屋書店新宿本店 フェア諸相 「紀伊國屋カルチャートリップ」編

皆様お久しぶりです。
今回は趣向を変えまして、紀伊國屋新宿本店で開催しているフェアの紹介をしてみたいと思います。

一口にフェアといいましても大小さまざまありまして、各売場で行っている季節ものや著名人フェア、出版社さん協賛のものから、常設企画では3Fビジネス書売場の「情況を読む」、5F人文書売場の「今こそ! 人文書宣言」が有名ですね。おかげさまで好評を頂いておりますピクウィック・クラブの文学フェアは、年に一度の大規模フェアという位置づけです。

そんななか今回は、現在2F雑誌売場で開催中のフェア「紀伊國屋カルチャートリップ」を紹介させていただきます。

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既に御存知の方も多いことでしょう。
毎回意匠を凝らしたテーマで独自の選書をされていて、雑誌売場というもっとも色品に富んだ場所にありながらひときわ異彩を放つ書棚は、まさにカルチャーの発信源といっても溢美ではありません。
第一期・第二期とそれぞれ三ヶ月連続でテーマを変え、つい先日までは「アメリカン・カルチャーの光と影」を開催していました。バックナンバーもこちらのページで確認できますので興味のある方は是非ご覧下さい。

第二期三回目となる今回のテーマは「今読みたいSF100」です。

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海外作家、日本作家で大きく分かれています。
ポイントは〝SF的〟と銘打って、いわゆる文学に分類されるような小説が多数選書されているところでしょうか。
はたまた文学好きの方にとっては、隣り合わせで並ぶSF小説に興味を覚えるかも知れません。

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ポップも専用のものが用意されています。これは『ベガーズ・イン・スペイン』のものですね。

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(9/26追記:ポップ画像追加しました。続々増殖中!)

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開催の辞とブックリストの載ったペーパーも毎回無料で配布しています。既に残りが少なくなっていました。

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そんな「紀伊國屋カルチャートリップ」は、エスカレーターを2Fへ上がって壁沿いに/A階段横/エレベーター横の棚で開催中です。
期間は9月19日からの一ヶ月間。
小説好きの人、SFに興味がある方から、通りすがりのあなたまで、皆様のお越しをお待ちしております!

また今回取り上げたカルチャートリップに触発されまして、私的に小規模なフェアを企画しています。
あくまで個人企画ですのでピクウィック・クラブとは関係がないのですが、カルチャートリップ同様このブログをご覧頂いている方々にも興味を持っていただけそうな内容ですので、詳細決定しましたらこの場を借りて紹介したいと思います。

それではまた、近いうちに。