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2006年07月23日

『はせがわくんきらいや』長谷川集平(ブッキング)

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壮絶な歴史をもつ絵本である。 何度もなんども廃刊になり、出版社をかえて復刊されつづけている絵本なのだ。 一時期は出版社がみつからず、絵はがきセットで出版されていた時期も。

幼い命が犠牲になる事件や事故が相次ぎ、世の中「安心:安全」ブームだ。
しかし、それは今に限ったことではなく、人の人生を左右するようなあってはならないことがたくさん行われてきた。
砒素ミルク事件を知る人も少なくなって、語り継がれる絵本が版をかさねて読まれないということに悲しさをとおりこして腹立たしさすら感じるし、次の世代に伝えていかなければならないことがたくさんあるはずだ、と「母」として思う。
世の中の「母」をやっている者として声をだしていくべきことはたくさんあるんじゃないかと、最近つくづく思うのだ。
どこかで誰かがしつこく思っていないと、きれい事に塗り替えられてしまう世の中。
子育て中の泥臭さや地べた感が無かったことにされそうな、世の中。

喉ごしの良い、消化に良さそうな絵本ばかりでは、子育てできんのじゃ。

(「絵本」に他の言葉を入れ替えて読めますね)

(いったい誰に向かって発すれば良いのか?)

そんな悪態をつきつつ。

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