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2006年05月08日

『酵母ごはん』ウエダ家 著 北原まどか 文(学陽書房)

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高島系子さんの中医学の食講座で、ショウガ酵母をつかった煮物に出会い、
さっそく本も購入。
普段レシピ本は手に取らない私だが、
なに、なんなの、「COBO」って!?
というところから入るので仕方ない。

しかし、写真の魅力にとりつかれ、さっそく「ショウガ酵母」をつくってみる。
こういう本は実際自分でやってみないことには意味がないのだ。
「ふうん」
と言ってパラパラめくるだけではいけないのである。
よのなか科の藤原和博さんも言っている。
(そうだ、「公教育の未来」も紹介せねば!)

「評論家はもういらない。参戦せよ!」

煮沸した広口のビンにショウガをすりおろし、水をいれ、ハチミツをたらす。
数日経つとシュワシュワしてくるのでおそるおそる匂いを嗅ぐ。

だいたい最近の私たちは匂いを嗅ぐこと自体罪悪感を感じるようになってしまったじゃないですか。
無味、無臭、無菌、無感情・・・

こんなにつまらないことは無い。
子育て中ならなおさら。

COBOはそんな毎日をちくちくつっついて
地に足ついた生活を教えてくれる存在なのかもしれない。

ショウガ酵母をいれたチキンスープは、なんとも深い味がしておいしかった。

「COBO」生活、おためしあれ。

2006年05月03日

『子どものことを子どもにきく』杉山亮(岩波書店)

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おもちゃ作家の杉山亮さんが、息子さんへのインタビューを続けた記録。
それも8年間!
とにかく淡々と、正直にづづられている。子どもって、大人の小さいの、ではないなぁ。
「コドモ」っていう生き物だな
とつくづく思う。
いつから「オトナ」になっちゃうんだろう。

子どもはことばを持たずに産まれてくるから、ことばを得た瞬間に、何かを失ってしまうのではないか、と杉山さんは言う。
「こどばを得ることで終わってしまった何か」
自分の子どもが失ったものを感じようとする杉山さんの感性にドキっとした。

今、パソコンをたたいている私の後ろにも、黙々と本を読みふける小学校2年男子が、いる。
こないだまで絵本をにやにやながめていた息子が、挿し絵がちょっとしかない活字だらけの本にかじりついて、違う世界へ行ってしまっている。無性にさびしくなって、こっちの世界へ呼び戻す。

「ほら、もう寝る支度しなさいよ!」

私も、今度インタビューを申し込んでみようかな。