2007年12月14日

第1位 『サクリファイス』 近藤史恵

サクリファイス →bookwebで購入
(新潮社/税込1,575円)

叫びそうになった。しかし、喉の奥で詰まった。涙が浮かんだ。でも、流れ落ちはしなかった。そんな驚愕とやるせなさ。青空の下、誰のために駆け抜け、何のためにペダルに力を込めるのか。犠牲という存在に、それを乗り越えてゆくということに私たちは何かを感じずにいられない。
〔本町店・酒井和美〕


何が起こったのかわからなかった。ラストに向かう手前、全ての真相、真意がわかった途端に、涙があふれ出た。読み返しながらも、泣きやむことが出来ず、かなりの間、泣いていた。自転車競技に対する知識などないままに読み進め、少しずつ引っかかりを感じながらも、ぐいぐいと読まされた。誰を信じたら良いのか判断できぬまま主人公の動きを追いかけた。人に犠牲を与えてもらっていた彼が犠牲にしたもの、それが何のためになのか。全ての伏線を頭の中でつなげた時の衝撃はいまだ覚めていない。
〔堺北花田店・山口真希子〕


自転車ロードレースの世界で、アシスト達はエースを勝たせるためだけに走る。それはまさしく犠牲。エースもまた、すべてを引き受けて走る。それもまた犠牲。様々な犠牲がある中で、ラスト最大の犠牲が現れる。その真相は、とても重くて苦しくて…。けれど何故か清々しい。前を向いて歩いていこうと思わせてくれる何かがあるのだ。言いたいことは1つだけ。とにかく読んで欲しい。
〔宇都宮店・髙野典子〕

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第2位 『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女 →bookwebで購入
(角川書店/税込1,575円)

この本を読むにあたっての注意事項。
1.電車内で読む場合は細心の注意を払ってください。
2.読中、鏡を見て笑い皺が増えていても本にあたらないでください。
3.読後、「ビバご都合主義!」と叫ぶのは心の中だけにしてください。
黒髪の乙女と彼女に恋する先輩、そして得体の知れない人々が京都の街中で繰り広げる珍騒動にお祭り騒ぎ。これをまだお読みでないそこのあなた!損しています、至福のひとときを。
〔本町店・中山文子〕


ああ会いたい!!黒髪の乙女に!!彼女を取り巻く愛すべき阿呆たちに!!女心を悶々と描く恋愛小説は数あれど、男心が悶々沸々と渦を巻き京都の空を奇想の雲で埋め尽くすなんて、それなりの人物達の仕業なのです。京都にて、乙女の闊歩に連なる妙な叡山電車を見かけたら、それが世界の入り口です。迷わず飛び乗るべし。
〔本町店・萩本愛子〕


今更、本作の面白さについて駄文を書き散らすことに何か意義があるのでしょうか。私はここで何を書き綴ろうとも、それは屁理屈やこじつけにしかならないのではないかという杞憂からどうしても逃れられないのであります。読者諸賢、勿論この文体の意図するところにはお気付きですよね?万が一、貴方が本作を面白くなかったと感じたら、私に「おともだちパンチ」を振るってください。甘受致します。
〔福岡本店・吉野達也〕

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第3位 『川の光』 松浦寿輝

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(中央公論新社/税込1,785円)

ちっぽけなちっぽけなネズミ3匹。その3匹が安住の地を求めてさまざまな困難を乗り越えてゆく物語。その塵のような生命を通して、視点はぐーっと広がり果てのない宇宙へと移っていきます。ふと見上げた空の青さ、風のにおい。その一瞬こそは途方もない奇蹟なのです。
〔クレド岡山店・浜本典子〕


安住の地を求めるネズミ一家の冒険譚。ハラハラドキドキ、ページをめくる手が止まらず、最後には思わずほろりときました。ネズミのタータをはじめとする小さな生き物たちが、こんなにも生きることに懸命になっている。川の流れのように壮大な生命の営みの中では、彼らの存在は川面に映る光の一粒でしかないのかもしれない。でも、そのささやかなきらめきがあるからこそ、川は美しいのだと思いました。子供から大人まで手に取っていただきたい、心に暖かな光がやどる物語です。
〔新宿本店・今井麻夕美〕

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第4位 『世界屠畜紀行』 内澤旬子

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(解放出版社/税込2,310円)

残酷な内容かと思いきや、現代にも残る部落問題を交えつつ、「食は文化」を再認識させられるユーモラスかつ知的な内容にただただ脱帽。苦手な方もいるかもしれませんが、この本に出会ってから今日もお肉を食べられる事にますます幸せを感じます。あぁ…焼き肉食べたい…。
〔高槻店・岡谷亜希子〕


人類共通の「肉を食べる」という行為。その前には必ず肉を解体する作業が必ず発生する。チェコからトルコ、エジプト、韓国、中国、各国を取材して繊細なイラストを交えながら、肉の解体にかかわる人々の生活や身振りを愛情溢れる表現で描く。動物が肉となる過程を、決して残酷なものとしてではなく、汚い行為ではもちろんなく、生活の一環としてあたたかい眼差しで記述していく。日本ではブラックボックス化されているので日本社会を対象化する意味でも、類書なく興味深い1冊。国によって社会的位置づけが全く違うことにも驚く。
〔札幌本店・大田光穂〕

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第5位 『給食番長』 よしながこうたく

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(長崎出版/税込1,575円)

「つくってものこすからもうつくりません。おばちゃんたちはいえでします。さがさないでください」腕白小学生達は、この一大事にどう立ち向かうのか?給食のおばちゃんたちの本当の気持ちはみんなに伝わるのか?!かわいくないのにとっても魅力的なこの絵の世界にひきこまれ、大人も子供ももう釘づけです。しかも博多弁も学習できる特典付き!
〔福岡本店・金子治子〕

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第6位 『生物と無生物のあいだ』 福岡伸一

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(講談社/税込777円)

今年また面白い新書と出逢えた!巧みで美しい文章はスリルと刺激に満ち溢れ、さながらミステリーを読んでいるかのよう。クリックとワトソンという20世紀最大の発見に隠された疑惑、DNA解読の神秘…ジグソーパズルの1ピースにたとえられる生命の謎。どこを切り取っても欲望が揺さぶられる好奇心が溢れ出す一冊!!読み始めたら止まらない面白さです。
〔本町店・高澤敦子〕


かつて新書とは、最良の知性が、最新の問題を、最適にわか~りやすく読み解いてくれるものでした。本書はその「王道」復活であり、しかも!最上の小説級のストーリーテラーぶり。こんなに文章が巧くて芸達者で、福岡先生、学者が勤まるの?!モー余計な心配をするほど、サイコーですっ!!
〔営業企画部・佐藤高廣〕


「生命を構成するタンパク質は作られる際から壊される」理解していたつもりだったが、改めて事の大きさに驚き圧倒された。凄まじい勢いで入れ変わりつづける「生命」とは何か?定義することはできても永遠に答えをつかまえることはできないと思った。
〔松山店・永井花英〕

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第7位 『怖い絵』 中野京子

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(朝日出版社/税込1,890円)

絵画は癒し。とんでもない。世の中にはまるで悪夢を見るかのような「怖い絵」がある。血しぶきをあげ首を切られる男、狂気の果てに我が子を食らう父親、そして、今まさに断頭台に送られるマリー・アントワネット。絵画は人の心を癒すだけでなく、その心に潜む人間の狂気と残酷さをも浮き上がらせる。時には癒し漬けで弛緩した心を、恐怖の力で引き締めてみませんか?
〔福井店・丹羽裕樹〕

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第8位 『国のない男』 カート・ヴォネガット

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(日本放送出版協会/税込1,680円)

「愛は滅びるが親切は勝つ」世界を救うのは愛ではなくて親切なんだと気づかせてくれたヴォネガット。そのヴォネガットの最後の1冊。こんなにウロコをはりつけて…とあきれるくらい目からウロコがポロポロと。ヴォネガットのいない世界を生きるやり方がきっと見つかる最後の1冊。
〔北海道地区業務センター・鈴川智子〕

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第9位 『先生とわたし』 四方田犬彦

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(新潮社/税込1,575円)

「師弟」とは一体何なのか…衝撃的なラストにしばし呆然としてしまう。前半はまさに「理想の師弟関係」が描かれているものの随所に不穏なる気配も漂わせ、ストーリーに引き込ませる手法がまた上手い。評伝でありかつ自伝、だが普通の小説よりよほど面白い。
〔新宿本店・吉田敏恵〕

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第10位 『ピクトさんの本』 内海慶一

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(BNN新社/税込1,050円)

タイトルを聞いて「誰だろうそれ」写真/図を見て「あぁ~見たことある」(でも何でピクトさん?)パラパラと本を見て「へー色々居るんだなぁ」じっくり読んで「…ピクトさん…!!」じわじわくるテンポの良い文章、自己犠牲にもほどがあるピクトさんの姿。爆笑する類の本ではない。が、確かにこれは面白い。
〔松山店・髙藤裕美〕


ピクトさんー世界中のあちこちで自身を犠牲にしながらも大活躍している、このかわいそうな人を一体どれだけの人が気に留めているだろうか?凍結した道で転倒し、段差でつまづき、バーで頭を打ったらドアにはさまれ指も切断…。そう、ピクトさんとはすなわち!「被苦人(ピクト)」さんなのだ!!そんな彼らの勇姿をカラー写真でたっぷりと紹介。あなたの街で今日もピクトさんは体を張って頑張っている!!
〔クレド岡山店・林久美子〕

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第11位 『17歳のための世界と日本の見方』 松岡正剛

17歳のための世界と日本の見方 →bookwebで購入
(春秋社/税込1,785円)

世界の宗教、哲学、芸術、歴史を縦横無尽に語る。世に無数の本あれど、ゾロアスター教から「たらこスパゲッティ」まで一冊でフォローするのはこの本のみ(なぜ「たらこスパゲッティ」なのかは読んでからのお楽しみ)。
〔新宿本店・大藪宏一〕

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第12位 『なぜ社員はやる気をなくしているのか』 柴田昌治

なぜ社員はやる気をなくしているのか →bookwebで購入
(日本経済新聞社/税込1,575円)

部下を持つ人は一読を!かつての「リーダーシップ」では部下は動かなくなっている。今、求められているのは「スポンサーシップ」による質の高いチームワーク作りである。社員の内発的動機をいかに引き出すかを学んでみませんか。
〔九州地区店・左近伸一〕

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第13位 『鹿男あをによし』 万城目学

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(幻冬舎/税込1,575円)

ご存じ「鴨川ホルモー」著者の万城目学第2作目。あの「ホルモー」の衝撃を超えられるか、という心配はいりません。少々荒削りな部分を持ちながらも、実に緻密に組み立てられたストーリー展開…参りました。「奈良」「鹿」「剣道」「坊っちゃん」「女子高」…どれかひとつでも好きなアナタ、是非ご一読を。
〔オーロラタウン店・浅野加奈子〕

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第14位 『男子』 梅佳代

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(リトル・モア/税込1,995円)

これぞ男子!これぞ小学生!女子からの目線で撮られたわんぱくざかりの男の子たちのオンパレードです。こんな子達がずっとずっと20年も30年後もいてくれることを切に願います。
〔札幌本店・伊藤麻純〕

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第15位 『映画篇』 金城一紀

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(集英社/税込1,470円)

映画を見る。この無上の喜び。これは5本の映画をモチーフに描かれた5つの物語。けれど単なる短編集ではありません。映画を通してつながった魅力的な登場人物たちは、それぞれの生き方で、物語を愛する強さと勇気とを我々に与えてくれるのです。「前を向いて生きる。」その素晴らしさが信じられる一冊。
〔秘書室・兵頭佳美〕

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第15位 『武士道シックスティーン』 誉田哲也

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(文藝春秋/税込1,476円)

剣道に対する気持ちも勝利への執念、経験などあらゆる点が正反対の2人。同じチームになって、ぶつかり合うなかで互いの本心を知りわかり合ってゆく過程がとても丁寧に書かれている。正解などないがゆえにすれちがって孤立してゆく主人公の気持ちに感情がひきずられて、言葉づかいが一緒になりそうでした。別れがあり、再会して、これからも好敵手として意識し合う存在にまず出会えたことが、何より素晴らしい。竹刀のはじける音が聞こえてくる本でした。
〔堺北花田店・山口真希子〕

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第17位 『インシテミル』 米澤穂信

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(文藝春秋/税込1,680円)

求人誌の誤植?時給11万2千円?軽い気持ちで応募した7日間のアルバイトの内容は…(注)以下は読まないで下さい。本格好きには堪らない、参加者が一人ずつ死を迎える密室ミステリー。 初めから謎を解いたつもりで読み耽っていても必ず頭に引っ掛かる、ある1つの謎に捕らわれるはず。ですが、米澤穂信の仕掛けた落とし穴に気をつけて。その穴の底には僕もいます。
〔本町店・百々典孝〕

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第18位 『おひとりさまの老後』 上野千鶴子

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(法研/税込1,470円)

今現在まさに「おひとりさま」の方や、これから「おひとりさま」の方だけでなく、若い世代にも読める本です。私はこれを読んで、「おひとりさま」になった祖母の気持ちが少し見えた気がしました。そしてそんな私もいつかは「おひとりさま」。老後を暗くとらえるのではなく、今からどんな心構えでむかえるべきかを教えてくれる、人生の指南書だと言えるでしょう。
〔札幌本店・菊池理子〕

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第19位 『しずく』 西加奈子

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(光文社/税込1,365円)

胸にしんしんと、ひたひたと入ってくる小説です。言葉の1つ1つが丁寧で、心の奥まで沁み込みます。短編集なのにそれを感じさせない、充分な満足感。秀逸です。実はこの作品、テーマは女2人。全ての設定が全く違う為、気が付きません。
〔新宿南店・白井恵美子〕

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第20位 『ねにもつタイプ』 岸本佐知子

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(筑摩書房/税込1,575円)

これがエッセイだとするならば、岸本さんはちょっと位相のズレた世界に住んでいるに違いない。妄想にみちた文章をくすくす笑いながら読んでいくと、あっという間に見たことのない世界に引きずり込まれます。たとえば「ロープウェイ風呂」。ありえないよなあ、でももしかしたら…。こんな話が満載です。まるで良質のショートショート集のような一冊。あなたもキシモト・ワールドの住人になりませんか?
〔新宿本店・今井麻夕美〕

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第21位 『あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します』 立花実枝子

あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します →bookwebで購入
(新書館/税込840円)

ホントにこんなお店があるの?!巷にはたくさんのグルメエッセイが溢れてますが、この本は違うんです。あえて「死んでる店」を探してます。深まる絆!!めばえる殺意!!その体当たりぶりと著者の怒りのコメントをご賞味下さい。中身の濃さはタイトルのインパクトに負けてません(笑)。
〔福岡本店・日田麻美〕

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第22位 『星新一一〇〇一話をつくった人』 最相葉月

星新一一〇〇一話をつくった人 →bookwebで購入
(新潮社/税込2,415円)

“星さんゆくよ!”と、リニアモーターカーのシートに座り、私の膝の上に置いた《この本》に語りかけました。星さんだったら必ず近未来への実験線に乗車されただろうとの思いからです。著者、最相さんへも敬意を込めて!
〔店売総本部・市橋栄一〕

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第23位 『ホームレス中学生』 田村裕

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(ワニブックス/税込1,365円)

「飽食の時代」といわれる現代に生きる若者たちに読んでもらいたい。現代日本のサクセスストーリーは「お笑い」にあることを知ってもらいたい。麒麟の「ナレーションネタ」でイジられた後の彼のツッコミがあんなにナチュラルなのは、全てを受け止め乗り越えてきた、苦難の半生があったから、ということに思いを馳せてもらいたい。そして、親の愛情が、親の無私の愛情が、子にとってどんなに支えになることか、ということに感動してもらいたい。
〔高松店・長谷川紀雄〕

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第24位 『有頂天家族』 森見登美彦

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(幻冬舎/税込1,575円)

このレトロモダンとでも言うべき摩訶不思議な世界に、一度足を踏み入れてしまえば、病みつきになること必至。それはもう、幻の名酒と名高い電気ブランの如く。(注:この文章の作者は下戸であります)狸と天狗と人間と麗しき半天狗とが織り成す、現代の御伽草子をとくとごろうじろ!
〔入間丸広店・関香子〕

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第25位 『獣の奏者1』 上橋菜穂子

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(講談社/税込1,575円)

「ジブリより壮大で、ハリポタより息をのむ!」人類と自然、民族と信条。ファンタジーの夢の世界の中にいろいろなテーマが織り込まれている。日本にもこんなファンタジーがあったなんて…。ファンタジーを敬遠している現実主義者ほど上橋ファンタジーの世界にはまってしまうはず。
〔京橋店・大塚健志〕

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第25位 『神は妄想である』 リチャード・ドーキンス

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(早川書房/税込2,625円)

なぜ紀伊國屋書店刊でないのか、非常に残念!!あの「利己的な遺伝子」のドーキンスが、宗教全般を徹底的に弾劾します。神が存在しないこと、道徳は宗教に必ずしも結びつかないこと、そして宗教一般というものが社会にとっていかに害悪であるかということが、きわめて論理的に積み上げられています。
〔新宿本店・大作裕秀〕

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第25位 『頭のうちどころが悪かった熊の話』 安東みきえ

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(理論社/税込1,575円)

動物たちを主人公にしたほのぼのストーリーかと思いきや、シュールでシニカルな笑いを含みつつ人生について考えてしまう。夕暮れ時移動のバスの中で読みましたが寂しい気持ちがだんだんと満たされていくような読後は、清々しくも温かい気分になりました。
〔グランドビル店・大輪宣子〕

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第28位 『街場の中国論』 内田樹

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(ミシマ社/税込1,680円)

こんなに面白く、画期的な、そして常識的な中国論は初めて!!歴史も社会情勢も何となく知っている人も中国のことならお任せという人も誰でもが唸る一冊!!内田樹氏らしい街場のふつうの人の目線から推論していく中国の今、そして歴史、さらには将来の姿には思わずにやりと笑えたり、なるほどー分かったとうなずけたり…読み終えるとまた読み返したくなる、あなたも内田樹の「街場論」にしっかりハマッてしまいますよ!
〔本町店・高澤敦子〕

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第29位 『ぼくには数字が風景に見える』 ダニエル・タメット

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(講談社/税込1,785円)

数字と語学の天才なのはサヴァン症候群と自閉症がゆえなのか…?ダニエルの頭の中では数式が美しい風景に感じる(ちょっと羨ましい)そんな彼は人を愛する事、愛される事の大切さを知っている。私はこの本に「愛」を感じた!愛がいかに大切かを感じた!
〔クレド岡山店・川野由美子〕

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第30位 『とりつくしま』 東直子

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(筑摩書房/税込1,470円)

生きている時の、愛の形はたくさんある。じゃあ、死後に草葉の陰から「見てるだけ」という制限つきだったら?やっぱり、たくさんある。愛する人の生涯を、見届けたい?見ていられない?新しい幸せを掴んでほしい?自分のために泣き続けてほしい?そばにいる?去ってしまう?私は何にとりつこう。難しいなぁ…だんなさんの、タイガースのマグカップがいいかな…いや…どうかな。あなたのとりつくしまは、もう決まりましたか?
〔新宿南店・藤崎久美子〕

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