コレクション・モダン都市文化 第I期(全20巻)
昭和初期に花開いたモダン都市文化の魅力が満載! 豊富な貴重図版
各巻に編者による詳細な解題・エッセイ・関連年表・参考文献一覧を収録
[監修]和田博文
銀座のモダニズム
ファッション
築地小劇場
ダンスホール
モダン都市景観
丸ノ内のビジネスセンター
円タク・地下鉄
デパート
競技場
広告と商業美術
浅草の見世物・宗教性・エロス
カフェ
グルメ案内記
レヴュー
エロ・グロ・ナンセンス
モダンガール
資生堂
アパート
映画館
大阪のモダニズム
1920~30年代に花開くモダン都市文化は、現在の私たちの文化の基盤を形成した。マンションの原型である鉄筋コンクリートのアパートは、関東大震災後に出現する。円タクや地下鉄は、スピーディーな移動を可能にしてくれた。呉服店から成長したデパートは、大規模な消費社会を作り出す。競技場や映画館、カフェやダンスホール、劇場やレヴュー、レストランなど、モダン都市には人々を引き付けるスポットが数多く誕生していった。モダンガールは、デパートや資生堂が提案するファッション・髪型・化粧で装い、新しい「私」の物語を演出しながら、舗路を闊歩したのである。
1932年に東京市は市域を拡張して、人口497万人を擁する、世界第二の都市になった。広い東京には、異なる表情をもちながら、核になる都会がいくつか存在している。東京駅に隣接する丸の内は、5200人が働く丸ビルを筆頭に、巨大ビジネスセンターとして機能していた。銀ブラという言葉が語るように、銀座は女性が輝く散策地として繁栄する。対照的に浅草は、宗教性(浅草寺)と見世物(六区)とエロス(吉原)を兼ね備えていた。関西に目を向けると、大阪は上方文化を保持しながらモダン化していく。変貌する都市景観を眺め、都市文化を享受しながら、人々はモダン都市の感受性を培っていった。
このコレクションは、日本のモダン都市文化をトータルに捉えようとする、初めての本格的な資料集である。収録した稀覯本には、モダン都市文化を生きる人々の姿が息づいていて、今読んでも古さを感じさせない。コレクションを単なる復刻に終わらせないために、解題や主要参考文献だけでなく、テーマの全体性をカバーするエッセイと、80枚を目安とした関連年表を、各巻に収録した。既存の学問分野を越えて、学際的にアプローチしなければ、モダン都市文化の全体性は視野に収められない。コレクションをスタートラインとして、新しい「知」の世界が拓かれることを期待している。
―第I期 刊行のことば(和田博文)
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第1巻 和田博文【編】 ゆまに書房(2004/12) ISBN: 9784843315293 18,900円 (税込) |
| ショッピングをしなくても散策しながら街の雰囲気を楽しむ――そんな「銀ブラ」という言葉が生まれたのは1910年代半ばだった。日本で最初の西洋風都市景観をもった銀座の歴史的記憶をたどり、モードやグルメなどモダン銀座の魅力を明らかにする。 | |
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第2巻 和田桂子【編】 ゆまに書房(2004/12) ISBN: 9784843315309 18,900円 (税込) |
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第3巻 宮内淳子【編】 ゆまに書房(2004/12) ISBN: 9784843315316 18,900円 (税込) |
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第4巻 永井良和【編】 ゆまに書房(2004/12) ISBN: 9784843315323 18,900円 (税込) |
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第5巻 西村将洋【編】 ゆまに書房(2004/12) ISBN: 9784843315330 18,900円 (税込) |
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第6巻 竹松良明【編】 ゆまに書房(2005/05) ISBN: 9784843315347 18,900円 (税込) |
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第7巻 片山宏行【編】 ゆまに書房(2005/05) ISBN: 9784843315354 18,900円 (税込) |
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第8巻 和田敦彦【編】 ゆまに書房(2005/05) ISBN: 9784843315361 18,900円 (税込) |
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第9巻 中村三春【編】 ゆまに書房(2005/05) ISBN: 9784843315378 18,900円 (税込) |
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第10巻 大谷省吾【編】 ゆまに書房(2005/05) ISBN: 9784843315385 18,900円 (税込) |
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第11巻 一柳廣孝【編】 ゆまに書房(2005/11) ISBN: 9784843315392 18,900円 (税込) |
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第12巻 和田博文【編】 ゆまに書房(2005/11) ISBN: 9784843315408 18,900円 (税込) |
| 1911年に京橋で、パリ帰りの洋画家・松山省三がカフェ・プランタンを開店した。美術家や文学者が入り浸ったカフェは、女給がサービスする日本的な形態へ姿を変えながら、モダン都市に欠かせないスポットとして一般化していく。 | |
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第13巻 近藤裕子【編】 ゆまに書房(2005/11) ISBN: 9784843315415 18,900円 (税込) |
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第14巻 細川周平【編】 ゆまに書房(2005/11) ISBN: 9784843315422 18,900円 (税込) |
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第15巻 島村輝【編】 ゆまに書房(2005/11) ISBN: 9784843315439 18,900円 (税込) |
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第16巻 垂水千恵【編】 ゆまに書房(2006/05) ISBN: 9784843315446 18,900円 (税込) |
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第17巻 和田博文【編】 ゆまに書房(2006/05) ISBN: 9784843315453 18,900円 (税込) |
| 古賀春江の油彩「窓外の化粧」に描かれたように、洋装・断髪のモダンガールはモダン都市を華やかに彩った。資生堂は1920年代から化粧・髪型・ファッションのトータルな新しい女性像を提案している。資生堂パーラーやギャラリーを併設し、文化人が執筆するPR誌を発信した資生堂は、銀座を代表する文化装置だった。 | |
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第18巻 紅野謙介【編】 ゆまに書房(2006/09) ISBN: 9784843315460 18,900円 (税込) |
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第19巻 十重田裕一【編】 ゆまに書房(2006/05) ISBN: 9784843315477 18,900円 (税込) |
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第20巻 真銅正宏【編】 ゆまに書房(2006/05) ISBN: 9784843315484 18,900円 (税込) |

























