ごあいさつ

私たち阪大生は、書評空間で書評ブログを書く書くことにしました。

本との出会いは一生のうちに何度もあります。
その出会いの中には、どうしても忘れられないものがきっと誰にでもあることでしょう。
私たちはそれに着目し、ライフステージごとに設定した5つのテーマについて大阪大学の学生や教職員から、本との出会いや思い出について紹介してもらいました。
誰かのアルバムの1ページをそっとめくるような、そんな気持ちでご覧ください。
大阪ならではの個性が光る「オモロイ」書評集が出来上がりました。

また、各テーマを順に見ていくと、ひとつの人生が浮かび上がってくる、という仕掛けにもなっています。
あなたの人生や、誰かの人生に思いを馳せながら、そのような視点からもお楽しみください。
本を紹介した誰かの人生だけでなく、あなたの人生にも彩りを加えてくれる、そんな1冊との出会いが、このページから生まれれば何より嬉しく思います。

大阪大学 「ショセキカ」プロジェクト一同

« 戸村飯店青春100連発/瀬尾まいこ | メイン | キャンパスに咲く花 阪大吹田編/福井希一他 »

2013年10月01日

夫婦善哉/織田作之助

夫婦善哉
織田作之助

⇒紀伊國屋書店ウェブストア
5/31/2013 12:12:04
外国語学部外国語学科アラビア語専攻
3年生・女性

その本の名前と、著者の名前を教えてください。

夫婦善哉/織田作之助

その本はいつ読みましたか?

大学1年生の春

その本は、大阪とどのような関係がありますか?簡単なあらすじや設定等も含め、お答えください。

大阪に生まれ育ち、大阪の谷町9丁目あたりに石碑もある、生粋の大阪人の作者によって書かれた短編。 本書は代表作品。
今でいうダメ男としっかり者の女の話。舞台はもちろん大阪。時代は昭和、戦後くらい。
見ていてつらくなるほどダメ男で、女の方もよくここまで尽くすなと思うのだけれど、こういう夫婦の形もあるのだと思った。
題名となっている「夫婦善哉」は実際に法善寺横丁に今もあるお店である。

飲食店や水商売の様子、住まい、人々の描写から戦後の大阪に思いを馳せることが出来る。
今となってはすっかり様子が変わってしまった場所も、地名が作品の随所に出てきたときに大阪の移り変わり・歴史を垣間見た気がした。

上に書いていただいた関係について、さらに薀蓄などがあればどうぞ(この問いは必須ではありません)

織田作之助の残した名言、「トラは死んで皮をのこす/織田作死んでカレーライスをのこす」は今も大阪の自由軒の本店に残っています。

最後に、みなさんがいま通学している「大阪」という土地について、どう思われるかをお聞かせください(下宿の方は、自分の地元とどう違うか、など)。

東京よりは自分にあった土地である気がします(笑)
生活保護や朝鮮人・部落民差別の問題など問題が山積みの地域であるとは思いますが、
その反面で特色あるユニークな場所であると感じています。
大型ショッピングモールなどが出来ていく中で、商店街のような個性的なところがたくさん残っている。
大学卒業までにはとても楽しみきれないなぁと物足りなく思うほどの場所だと思います。
私は関西弁が好きなので、随所で関西弁を耳にすることが出来るだけでとても嬉しいんですけどね!

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://booklog.kinokuniya.co.jp/mt-tb.cgi/5457