ごあいさつ

私たち阪大生は、書評空間で書評ブログを書く書くことにしました。

本との出会いは一生のうちに何度もあります。
その出会いの中には、どうしても忘れられないものがきっと誰にでもあることでしょう。
私たちはそれに着目し、ライフステージごとに設定した5つのテーマについて大阪大学の学生や教職員から、本との出会いや思い出について紹介してもらいました。
誰かのアルバムの1ページをそっとめくるような、そんな気持ちでご覧ください。
大阪ならではの個性が光る「オモロイ」書評集が出来上がりました。

また、各テーマを順に見ていくと、ひとつの人生が浮かび上がってくる、という仕掛けにもなっています。
あなたの人生や、誰かの人生に思いを馳せながら、そのような視点からもお楽しみください。
本を紹介した誰かの人生だけでなく、あなたの人生にも彩りを加えてくれる、そんな1冊との出会いが、このページから生まれれば何より嬉しく思います。

大阪大学 「ショセキカ」プロジェクト一同

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2013年10月01日

闇の喇叭/有栖川有栖

闇の喇叭
有栖川有栖

⇒紀伊國屋書店ウェブストア
5/26/2013 20:28:07
人間科学部人間科学科
1年生・女性

その本の名前と、著者の名前を教えてください。

闇の喇叭/有栖川有栖

その本はいつ読みましたか?

高校二年生頃

その本は、大阪とどのような関係がありますか?簡単なあらすじや設定等も含め、お答えください。

作者の有栖川さんは大阪生まれの大阪育ち、現在も大阪在住の推理作家です。
大阪を含めた関西を舞台とした本格ミステリである「作家アリスシリーズ」も捨てがたいのですが、
普段ミステリを読まない人にも勧めるならばこの作品です。
 「私立探偵行為」や方言の使用が法的に禁止された日本で、優秀な探偵だった父親と暮らす女子高生空閑純。
同じく探偵だった母親が事件の調査中に姿を消してから奥多岐野でひそかに帰りを待っていたが、ある日不可解な殺人事件が起こり
父子の日常が変わり始める・・・
「探偵」の存在意義に立ち向かうシリアスなテーマながら純たち父子は他人のいないところでは関西弁でしゃべっていてどこかほっとします。
現在シリーズ既刊三巻。

上に書いていただいた関係について、さらに薀蓄などがあればどうぞ(この問いは必須ではありません)

関西人は関西弁に厳しいとよく言いますが、生粋の大阪人である有栖川さんの関西弁のセリフは自然で心地いいです。
地の文章は標準語なので関西人じゃないと読みにくいということもありませんよ。

最後に、みなさんがいま通学している「大阪」という土地について、どう思われるかをお聞かせください(下宿の方は、自分の地元とどう違うか、など)。

私は奈良県民なので、今まで大阪はいわばお隣さん、でも心理的にはちょっと遠い都会というイメージでした。
通学を始めてから当然その人の多さや街の華やかさに圧倒されましたが、それだけではない大阪の「普通」な部分も実感しはじめ
気後れはなくなってきたと思います。世間のステレオタイプとは違う大阪をもっと知りたいです。

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