ごあいさつ

私たち阪大生は、書評空間で書評ブログを書く書くことにしました。

本との出会いは一生のうちに何度もあります。
その出会いの中には、どうしても忘れられないものがきっと誰にでもあることでしょう。
私たちはそれに着目し、ライフステージごとに設定した5つのテーマについて大阪大学の学生や教職員から、本との出会いや思い出について紹介してもらいました。
誰かのアルバムの1ページをそっとめくるような、そんな気持ちでご覧ください。
大阪ならではの個性が光る「オモロイ」書評集が出来上がりました。

また、各テーマを順に見ていくと、ひとつの人生が浮かび上がってくる、という仕掛けにもなっています。
あなたの人生や、誰かの人生に思いを馳せながら、そのような視点からもお楽しみください。
本を紹介した誰かの人生だけでなく、あなたの人生にも彩りを加えてくれる、そんな1冊との出会いが、このページから生まれれば何より嬉しく思います。

大阪大学 「ショセキカ」プロジェクト一同

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2013年10月01日

シートン動物記/アーネスト・トンプソン・シートン

シートン動物記
アーネスト・トンプソン・シートン

⇒紀伊國屋書店ウェブストア
6/4/2013 22:52:39
文学部人文学科
1年生・女性

あなたが過去に贈られた本で、印象に残っているものは何ですか?書名と著者をご記入ください。

シートン動物記/アーネスト・トンプソン・シートン

その本は何歳くらいの時に読みましたか?また、どなたから贈られましたか?

小3くらいから毎年クリスマスプレゼントとして伯母が2冊ずつくれました

どんな内容の本ですか?簡単なあらすじや設定などをお書きください。

1冊に5~6つの話が入っています。オオカミ王ロボなんかは、絵本にもなって有名な話ですね。野生動物と、野生動物を狩る人間との対比が描かれていることが多いですが、人間よりむしろ、厳しい自然の中で生き抜く野生動物の姿がメインで描かれているものもあります。

その本のどのようなところが印象に残りましたか?また、どのような点が気に入りましたか?
(抽象的にでも具体的にでもいいです。当時の思い出などのエピソードも添えていただいても構いません)

動物視点で描かれているので、動物になった気分で読み進めてしまうところでしょうか。動物についての、豆知識が増えたりしますし。また、楽しみながらも、かなりいろいろと考えさせられるお話でもありました。特に、主人公の野生動物が最終的に死んでしまうようなとき、原因となるのは人間なんですよね。直接的であれ、間接的であれ。人間が、自分勝手なまま自分勝手に向き合うと、自然側がどんなに悲しい状況に置かれるのか、子どもなりにぼんやり考えられたような気がします。難しすぎず、だからといって内容が薄いという訳でもない…伯母のチョイスは上手いなぁ、と今でも思いますね(笑)

当時読んだ印象と、今ではその本の見方は変わりましたか?

子どもの頃は自然との共存云々なんて考えませんから、ただただ出てくる人間が憎いですし、人間が負かされちゃうと単純に嬉しかったです。その土地から人間は皆出て行っちゃえばいいのに、なんて考えたりして(笑)今になってみれば人間は野生動物を殺す悪者として描かれていますが、しかし、人間は人間で生きていく為に野生動物を殺している場合もあった訳だしなあ、だとか考えてしまって、予想以上に提起されている問題は深かったのかなあ、と思います。

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