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2013年01月07日

復刊候補一覧① 《哲学・思想・言語・宗教》

哲学・思想・言語・宗教


1
岩波書店
ギリシア語文法
高津春繁
初版1960・最終版2010年◆A5判◆496頁◆予価7875円(本体7500円)
引例が豊富で、精密なギリシア文法書である本書は、文章論に詳しく、方言も取り入れ、ギリシア文学に親しもうとする人々にも便利なように配慮されている。

2
岩波書店
意味の深みへ
井筒俊彦
初版1985・最終版1990年◆B6判◆306頁◆予価5355円(本体5100円)
古今東西の思想を渉猟し「意味の深みへ」と向かう碩学の思索は、思想のポストモダン的状況において、知の沃野が東洋哲学の世界を通して拡がることを示している。

3
岩波書店
言語と言語学
ジョン・ライアンズ/近藤達夫訳
初版1987・最終版1999年◆A5判◆412頁◆予価5040円(本体4800円)
国際的に著名な言語学者ライアンズが多年にわたる教育経験にもとづき、これから言語学を学ぼうとする学生・社会人のために贈る入門書。

4
岩波書店
倫理の復権
岩田靖夫
初版1994・最終版2001年◆A5判◆296頁◆予価5880円(本体5600円)
ロールズ正義論の哲学的背景を西欧倫理思想の伝統に探り、その発端と終末、ソクラテスとレヴィナスに「正義と超越」をめぐる西欧的思考のポジとネガを見定める。

5
岩波書店
孔子神話
浅野裕一
初版1997・最終版1998年◆A5判◆368頁◆予価7875円(本体7500円)
聖人・孔子像の脱神話化の試み- 春秋戦国から清朝まで、儒教の形成史をたどり、宗教運動としてのダイナミズムに迫る。

6
紀伊國屋書店
破壊 人間性の解剖
エーリッヒ・フロム/作田啓一、佐野哲郎訳
初版1975・最終版2001年◆四六判◆852頁◆予価9030円(本体8600円)
人間の歴史は暴力と残酷の記録で満ちている。『自由からの逃走』以来、フロムが一貫して追究してきた、人間独自の破壊性についての総括ともいえる大著。

7
紀伊國屋書店
覚醒への戦い
コリン・ウィルソン/鈴木建三、君島邦守訳
初版1981・最終版1987年◆四六判◆186頁◆予価2310円(本体2200円)
「20世紀の偉大なる精神の一人」と評するほどにその出会いの当初から心酔したロシアの思想家・グルジェフの全体像に、ウィルソンが自ら迫った一冊。

8
紀伊國屋書店
デカルトの著作と体系
ジュヌヴィエーヴ・ロディス-レヴィス/小林道夫、川添信介訳
初版1990・最終版1990年◆四六判◆528頁◆予価6300円(本体6000円)
デカルトの思想形成の過程とその哲学体系の全体とを包括的に論述した、フランスにおけるデカルト研究の第一人者による、比類なき一冊。

9
勁草書房
意味の限界 『純粋理性批判』論考
P.F.ストローソン/熊谷直男ほか訳
初版1987・最終版1999年◆A5判◆384頁◆予価4410円(本体4200円)
イギリスの哲学者ストローソンのカント読解。〈経験に不可欠な構造〉についての分析的な議論を、〈学的ファンタジー〉から解き放って再構成する。

10
勁草書房
ことばの進化論
D.ビッカートン/筧壽雄監訳
初版1998・最終版1999年◆A5判◆336頁◆予価5145円(本体4900円)
ことばはどのように獲得されたか? カエル、チンパンジー、人/幼児の表示体系はどう違うのか? 進化の視点からことばの本質と構造に迫る。

11
勁草書房
意識の自然 現象学の可能性を拓く
谷徹
初版1998・最終版2004年◆A5判◆770頁◆予価10500円(本体10000円)
三部構成によりフッサール現象学の全体像を描く大著。第一部は思想的源流、第二部は内部構造、第三部では継承者の評価と今後の展望を語る。

12
勁草書房
シジウィックと現代功利主義
奥野満里子
初版1999・最終版1999年◆A5判◆344頁◆予価5985円(本体5700円)
自愛・博愛・正義の三原理を提起して、それらに厳密な分析を施したシジウィックの仕事を検証し、翻って現代倫理学の不備を批判する。和辻賞受賞。

13
勁草書房
ウィーン学団 論理実証主義の起源・現代哲学史への一章
V.クラーフト/寺中平治訳
初版1990・最終版1990年◆四六判◆320頁◆予価3465円(本体3300円)
フレーゲの新しい論理学に促され、従来の哲学の革新をめざした哲学者集団「ウィーン学団」の軌跡。現代哲学は彼らの主張なしには成立しなかった。

14
春秋社
チベット愛の書
ゲンドゥン・チュペルほか/三浦順子訳
初版1998・最終版1998年◆四六判◆296頁◆予価3675円(本体3500円)
古今の伝承を渉猟し、高度な密教哲学を背景に閨房の秘儀から占いまで男女の甘美な技法を流暢な文体で綴るチベット版カーマスートラ。

15
春秋社
人間 この問われるもの
ガブリエル・マルセル/小島威彦訳
初版1967・最終版1967年◆A5判◆432頁◆予価4725円(本体4500円)
現代文明を鋭く衝いた人間論の三部作を収録『人間、それに自らに背くもの』(1951)『知恵の凋落』(1954)『人間、この問われるもの』(1955)

16
春秋社
人間の尊厳
ガブリエル・マルセル/三雲夏生ほか訳
初版1966・最終版1966年◆A5判◆244頁◆予価4725円(本体4500円)
1961 年、同名の表題のもとにハーバード大学で行われた講演に加え、「常識の衰退」(1958)、「音楽と私」(1965)の二論文を併録する。

17
春秋社
仏教インド思想辞典
高崎直道 編集代表
初版1987・最終版1987年◆菊判◆562頁◆予価15750円(本体15000円)
仏教とインド思想のトータルな理解のために370 の事項を厳選し、研究者はもとより学生・社会人まであらゆる層の要望に応える画期的辞典。

18
東京大学出版会
哲学概説
桂壽一
初版1965・最終版1993年◆四六判◆350頁◆予価3570円(本体3400円)
哲学とは何かとの問いに答えて、哲学の部門、問題をあげ、それらの扱い方や解釈の試みを示す。哲学および哲学の歴史の全般的な見通しを与える書。

19
東京大学出版会
隠遁の思想
佐藤正英
初版1977・最終版1983年◆四六判◆298頁◆予価3360円(本体3200円)
人倫と仏道と歌のからみ合いのうちに、中世隠者を支えた“隠遁” の思想を力強く描く力作。

20
東京大学出版会
霊と肉
山折哲雄
初版1979・最終版1983年◆四六判◆296頁◆予価3360円(本体3200円)
人間はたえず肉と霊の分裂の間に生きている。歴史的な素材を多様に織り込みながら、〈生〉〈死〉、〈仮面〉〈素面〉、〈浄土〉〈極楽〉を考察する。

21
白水社
形象と時間 クロノポリスの美学
谷川渥
初版1986・最終版1991年◆四六判◆258頁◆予価4200円(本体4000円)
現代社会の〈時間〉の加速化・断片化現象を踏まえつつ、古今東西の絵画・彫刻、建築、写真、文学、遊びのなかに豊饒なる〈時間〉を読む。ポリフォニックな時間論。

22
白水社
想像力と驚異
ピエール=マクシム・シュール/谷川渥訳
初版1983・最終版1983年◆四六判◆328頁◆予価4725円(本体4500円)
神話・文学・芸術・医学等の多様な領域を巡りつつ、奇異なもの・不可思議なものの中に人間精神の創造性を見出し、その活性化をはかる。

23
白水社
無文字民族の神話
ミシェル・パノフほか/大林太良ほか訳
初版1985・最終版1998年◆四六判◆294頁◆予価4410円(本体4200円)
オセアニア、東南アジア、シベリア、エスキモー、北中南米、アフリカの諸民族が口承で伝える、生きた神話の構造を概観する。

24
法政大学出版局
ディドロ著作集1 哲学Ⅰ
ディドロ/小場瀬卓三、平岡昇監修
初版1976・最終版1992年◆四六判◆458頁◆予価6300円(本体6000円)
哲学断想/盲人に関する手紙/基本原理入門/ダランベールの夢/物質と運動に関する哲学的諸原理/ブーガンヴィール旅行記補遺/哲学者とある元帥夫人との対話/他

25
法政大学出版局
ベルクソン読本
久米博、中田光雄、安孫子信編
初版2006・最終版2006年◆A5判◆336頁◆予価3675円(本体3500円)
20 世紀の哲学に測り知れない影響をもたらし、現代思想の展開の軸となったベルクソンの思想を多角的に再検討し、ベルクソン・ルネサンスをめざすガイドブック。

26
法政大学出版局
翻訳文化を考える
柳父章
初版1978・最終版2002年◆四六判◆256頁◆予価2625円(本体2500円)
「翻訳日本語」を照射して日本文化論に新たな視角を導入した著者が、日常語から文学作品に至ることばの現場から、翻訳がもたらした特殊日本的な文化の構造を抉る。

27
みすず書房
我と汝・対話
マルティン・ブーバー/田口義弘訳
初版1978・最終版2004年◆四六判◆290頁◆予価3360円(本体3200円)
私とは何か、他者とはなんであるか? この根本的な問いのなかから、人間の全体性の回復をめざす。詩と哲学とをみごとに結合した破格な思想の書。

28
みすず書房
現象学の理念
エドムント・フッサール/立松弘孝訳
初版1965・最終版2004年◆A5判◆208頁◆予価3360円(本体3200円)
『論理学研究』以後の現象学の展開を語る講義録。〈超越論的・構成的現象学〉の理念の表明と、〈超越論的主観性への現象学的還元〉の方法の確立。

29
みすず書房
モードの体系 その言語表現による記号学的分析
ロラン・バルト/佐藤信夫訳
初版1972・最終版2004年◆A5判◆464頁◆予価7035円(本体6700円)
人間は自分たちの衣服から、どのようにして意味を作り上げるのか? ファッション・ジャーナリズムにお
けるモードの意味作用を探究した事例研究。

30
みすず書房
北一輝著作集1 国体論及び純正社会主義
北一輝/神島二郎ほか解説
初版1959・最終版2004年◆A5判◆458頁◆予価8400円(本体8000円)
北一輝著作集2 支那革命外史、日本改造法案大綱
初版1959・最終版2004年◆A5判◆460頁◆予価8400円(本体8000円)
北一輝著作集3 論文・詩歌・書簡 関係資料雑纂
初版1972・最終版2004年◆A5判◆762頁◆予価10500円(本体10000円)
明治政府を震駭させ発禁となった「国体論及び純正社会主義」、革命と戦争への予言の書「支那革命外史」「日本改造法案大綱」ほか、全貌を示す著作集。

31
みすず書房
辺境から眺める アイヌが経験する近代
テッサ・モーリス=鈴木/大川正彦訳
初版2000・最終版2007年◆四六判◆312頁◆予価3150円(本体3000円)
日本とロシアは、アイヌなどの先住民族をどのように国家に組み込んできたのか。辺境という視座から、国民国家の辿った軌跡と先住民族の経験を追う。

32
未來社
アウシュヴィッツと表象の限界
ソール・フリードランダー編/上村忠男、小沢弘明、岩崎稔訳
初版1994・最終版1995年◆四六判◆260頁◆予価3360円(本体3200円)
アウシュヴィッツに象徴されるユダヤ人虐殺の本質とは何か。歴史学における〈表象〉の問題を中心に展開された白熱のシンポジウムの成果。

33
未來社
道徳情操論(上)
スミス/米林富男訳
初版1969・最終版1999年◆A5判◆382頁◆予価5040円(本体4800円)
スミスの体系において『国富論』に直接先行する古典の完訳。「行為の道徳的適正について」ほか、1 ~ 3 部を収録。

復刊候補一覧② 《社会》

社会


34
勁草書房
性と文化の革命
W.ライヒ/中尾ハジメ訳
初版1969・最終版1993年◆四六判◆336頁◆予価4200円(本体4000円)
性の置かれた普遍的な状態と、長年にわたる性経済の医学的経験から生まれたライヒの性社会学。フロムやマルクーゼの先駆をなす人間解放の理論。

35
春秋社
日本文化モダン・ラプソディ
渡辺裕
初版2002・最終版2002年◆四六判◆360頁◆予価3675円(本体3500円)
邦楽改良、モダン芸者、大阪文化、レコード産業、新舞踊、宝塚……大正昭和に沸騰する様々な改革の波、その変遷を再検証。芸術選奨受賞作。

36
みすず書房
政治論集1
マックス・ヴェーバー/中村貞二ほか訳
初版1982・最終版1983年◆A5判◆344頁◆予価4410円(本体4200円)
政治論集2
初版1982・最終版1982年◆A5判◆376頁◆予価4620円(本体4400円)
ヴェーバーによる政治へのあつい関心と冷徹な分析。教授就任講演から第一次世界大戦を経て、ヴァイマル共和国の成立にいたる期間の33 篇を収録する。

37
みすず書房
現代議会主義の精神史的地位
カール・シュミット/稲葉素之訳
初版2000・最終版2000年◆四六判◆136頁◆予価2520円(本体2400円)
ナチス政権下の公法学者であったシュミット。ワイマール体制下、議会制民主主義を批判し、独裁理論を考察しながら、ドイツの新しい政体を模索する。

38
みすず書房
アメリカの反知性主義
リチャード・ホーフスタッター/田村哲夫訳
初版2003・最終版2006年◆A5判◆464頁◆予価5040円(本体4800円)
アメリカの知的伝統とは? 知識人は民主主義の実現に貢献する力になれるのか? 政治、宗教、教育… 建国から現代まで、歴史の地下水脈を問う。

復刊候補一覧③ 《歴史・民俗》

歴史・民俗


39
岩波書店
考証 福澤諭吉(上)
富田正文
初版1992・最終版2001年◆A5判◆456頁◆予価6720円(本体6400円)
考証 福澤諭吉(下)
初版1992・最終版2001年◆A5判◆432頁◆予価6720円(本体6400 円)
これは、福沢研究に生涯をかけた著者にして初めて描き得た克明な伝記である。その人の思想営為と、一切の旧幣に捉われない自由濶達な人となりを描く。

40
岩波書店
統一ヨーロッパへの道
デレック・ヒーター/田中俊郎監訳
初版1994・最終版1997年◆A5判◆328頁◆予価4620円(本体4400円)
経済的側面からのみ語られるヨーロッパ統合の背景にある歴史的、思想的流れを、カント、ルソー、サン=シモン、クーデンホーフ・カレルギーたちから考える。

41
岩波書店
朝貢システムと近代アジア
浜下武志
初版1997・最終版1998年◆A5判◆256頁◆予価6510円(本体6200 円)
本書ではこのシステムの生成と構造を分析する。そしてそのシステムが今世紀の国際関係に及ぼした意味と、香港をめぐる中英関係の世界史的意味を考える。

42
紀伊國屋書店
アフリカの創世神話
阿部年晴
初版1965・最終版1981年◆四六判◆222頁◆予価2730円(本体2600円)
ディンカ族、ルグバラ族、ドゴン族……アフリカの諸部族が語り伝えた「創世神話」をもとに、その思念や
世界観を文化人類学の立場から探究した一冊。

43
紀伊國屋書店
文化批判としての人類学 人間科学における実験的試み
ジョージ・E.マーカス、マイケル・M.J.フィッシャー/永渕康之訳
初版1989・最終版1991年◆四六判◆368頁◆予価4200円(本体4000円)
人類学の辿った歴史と将来への展望を、「文化批判」を軸にして示しつつ、ポストモダンという時代に揺さぶられた「知」の混迷に鋭く提言する。

44
紀伊國屋書店
日本の子守唄
松永伍一
初版1964・最終版1994年◆四六判◆228頁◆予価2310円(本体2200円)
子守唄のあの哀調はなぜか――民俗学的なアプローチで、庶民生活、出稼ぎ、故郷への慕情、社会風刺、エロスなど、唄い継いだ女性たちの心情を探る。

45
春秋社
西洋の音、日本の耳
中村洪介
初版1987・最終版2002年◆A5判◆552頁◆予価6300円(本体6000円)
幕末維新の侍、官吏使節団、明治の文豪たちは洋楽をどう聴いたか。柳北、藤村、荷風、啄木らを中心に洋楽受容の足跡をたどる。

46
東京大学出版会
真宗における異端の系譜
笠原一男
初版1962・最終版1991年◆A5判◆360頁◆予価6090円(本体5800円)
真宗教団の発展の過程において異端が発生する理由をさぐり、その系譜を明らかにするとともに、中世から近世への社会的基盤を解明する。

47
東京大学出版会
織田政権の基礎構造 織豊政権の分析1
脇田修
初版1975・最終版1991年◆A5判◆340頁◆予価6510円(本体6200円)
中世的性格を克服しきれないでいる織田権力の本質をその土地政策・対農民政策を中心に抽出する。克明な史料分析と確実な実証に基づいた研究書。

48
東京大学出版会
近世封建制成立史論 織豊政権の分析2
脇田修
初版1977・最終版1993年◆A5判◆364頁◆予価6720円(本体6400円)
織豊政権の権力構造の分析を通じて近世封建制成立過程を追究。石高制、都市・商業政策、権力論から、近世封建制の諸特質を明らかにする。

49
東京大学出版会
中世日本文化の形成
桜井好朗
初版1981・最終版1986年◆A5判◆336頁◆予価5040円(本体4800円)
神々との関わりで中世という時代を生きた日本人の観念の世界に分け入り、古代と中世の関係の仕組みと中世文化形成の様とを見据える。

50
東京大学出版会
パリのフランス革命(歴史学選書9)
柴田三千雄
初版1988・最終版1992年◆四六判◆296頁◆予価3360円(本体3200円)
一地域であるとともに首都であり、その民衆運動が革命全体の進行に大きな影響を及ぼしたパリの、革命初期の民衆世界の変容を分析する。

51
白水社
埴輪と絵画の古代学
辰巳和弘
初版1992・最終版2000年◆菊判◆268頁◆予価5040円(本体4800円)
弥生土器絵画、分銅形土製品、円筒埴輪の線刻図文など様々な資料を駆使して、弥生・古墳時代の呪術的儀礼と精神世界を追求し、古代文化の基層を解明する。

52
白水社
鹿鳴館 擬西洋化の世界
富田仁
初版1984・最終版1995年◆四六判◆240頁◆予価3150円(本体3000円)
粋を集めた建築、舞踏、服飾、料理などの文化・風俗と、そこにかかわった人々の人間模様を再現し、鹿鳴館が日本近代史に果たした役割を捉え直す。

53
白水社
ファシズム体制下のイタリア人の暮らし
ジャン・フランコ・ヴェネ/柴野均訳
初版1996・最終版1996年◆四六判◆332頁◆予価5460円(本体5200円)
20 年の長きにわたるファシズム支配下でイタリア人はどのような暮らしをし、何を考えていたのか? 同時代を生きた人々の声をもとに伝える。

54
法政大学出版局
悪党と海賊
網野善彦
初版1995・最終版1995年◆A5判◆424頁◆予価7350円(本体7000円)
鎌倉後期から「南北朝動乱」に至る転換期に活動した悪党・海賊をめぐる論争史を展望、その実体を究明しつつ、この時期の政治・社会情勢を論ずる。網野史学の原点。

55
法政大学出版局
日本煉瓦史の研究
水野信太郎
初版1999・最終版1999年◆B5判◆360頁◆予価12600円(本体12000円)
明治の文明開化と共に開花した我国煉瓦造建築の成立と消長を技術史・文化史の視点から跡づけ、歴史的建造物を具体的に検討しつつ、煉瓦の魅力と可能性をさぐる。

56
法政大学出版局
博物館の歴史
高橋雄造
初版2008・最終版2008年◆A5判◆538頁◆予価7350円(本体7000円)
2010 年度全日本博物館学会賞受賞 古代王国の宝物庫からルネサンス期の〈キャビネット〉を経て、現代の公共博物館に至る歴史を方法論の形成を軸にあとづける。

57
法政大学出版局
日本古代都市論序説
鬼頭清明
初版1977・最終版1991年◆A5判◆316頁◆予価5775円(本体5500円)
正倉院文書に残る三人の下級官人の生活と行動を追求し、その舞台である都市平城京の歴史的性格を生々と考察。優婆塞貢進、民間写経、出挙銭等に関する論稿も収録。

58
法政大学出版局
近世伊勢湾海運史の研究
村瀬正章
初版1980・最終版1980年◆A5判◆456頁◆予価6825円(本体6500円)
昭和56 年度住田海事奨励賞受賞 伊勢湾・三河湾海運の実態を、廻船業の経営、浦廻船と商品流通、河川水運、沿海農村の変容、海難及び海上犯罪等の問題から追求。

59
法政大学出版局
近世の琉球
渡口真清
初版1975・最終版1975年◆四六判◆492頁◆予価3675円(本体3500円)
石高、租税制度、位階制度、行政機構等にわたる多面的・実証的な分析を通して、史書の虚実を探り、幕藩体制下の一地域として琉球の実像を浮彫りにする。

60
法政大学出版局
竹富島誌〈民話・民俗篇〉
上勢頭亨
初版1976・最終版1985年◆四六判◆362頁◆予価4725円(本体4500円)
現代の語部ともいうべき著者が、半世紀余にわたり記録し続けたこの島の民俗資料を集成。本篇は民話・伝説、風習・年中行事、さらに幻の神歌=神口・願い口を収録。

61
法政大学出版局
竹富島誌〈歌謡・芸能篇〉
上勢頭亨
初版1979・最終版1979年◆四六判◆490頁◆予価5775円(本体5500円)
本篇はアユー、ジラバ、ユンタ、ユングトゥ等の古謡、節歌、童謡、さらには例狂言・笑し狂言19 篇を収録し、強制移住と人頭税の歴史、玩具・民芸品等にもおよぶ。

62
法政大学出版局
南島貝文化の研究
木下尚子
初版1996・最終版1996年◆B5判◆586頁◆予価15750円(本体15000円)
第6 回雄山閣考古学賞受賞 南島で開花した多彩な貝製品の文化を復元するとともに弥生時代以来南島と九州・本州との間に行われてきた貝交易のルートを究明する。

63
未來社
海女の島[新装版]
マライーニ/牧野文子訳
初版1989・最終版2004年◆四六判◆170頁◆予価2625円(本体2500円)
戦前北大でアイヌを研究し、戦後記録映画撮影のために再び来日した人類学者の紀行文。日本民族への深い関心に貫かれて島と人とを詩情豊かに描く。

64
未來社
ダッハウ収容所のゲーテ
ロスト/林功三訳
初版1991・最終版1991年◆四六判◆438頁◆予価3990円(本体3800円)
ドイツの収容所の一つであるダッハウで襲い来る恐怖と戦いながら、文豪ゲーテなど文学を糧に生き抜いてきたオランダ人ジャーナリストの日誌。

65
未來社
日本の憑きもの
石塚尊俊
初版1999・最終版2001年◆四六判◆300頁◆予価3360円(本体3200円)
憑きものの種類・分布からその社会構造・憑きもの筋・行者・社会倫理等憑きもののあらゆる側面を多くの資料と調査によりつつ総合的に究明した名著。

66
未來社
ヨーロッパ~栄光と凋落
A.J.P.テイラー/川端末人、岡俊孝訳
初版1994・最終版1994年◆A5判◆488頁◆予価6090円(本体5800円)
1943-55 年に書かれた歴史論を収録。ナポレオンからフランス革命やヒトラー、ドイツなどヨーロッパの歴史と精神を吟味する論文集。

67
未來社
イモと日本人
坪井洋文
初版1979・最終版1998年◆四六判◆292頁◆予価3360円(本体3200円)
新年に餅を供え食べることを拒否する餅なし正月の習俗を緒口に、イネの文化に対抗する異系異質の文化体系を立証。日本人のもう一つの世界観を探る。

68
未來社
朝鮮から見た古代日本
全浩天
初版1989・最終版1997年◆A5判◆230頁◆予価3360円(本体3200円)
日本の古代文化の源流をどこに求めるべきか。朝鮮からの視点で朝鮮と古代日本との関係を実地踏査によって探り、豊富な写真・図版で実証的に示す。

69
未來社
琉球諸島の民具
上江洲均、神崎宣武、工藤員功
初版1983・最終版1983年◆四六判◆406頁◆予価6090円(本体5800円)
故宮本常一博士の民具学の方法論を下敷にし、琉球地方の生活用具を採集・分類した民具百科。豊富な写真資料と分類表、採訪記からなる民具民俗誌。

70
未來社
マキアヴェッリ
スキナー/塚田富治訳
初版1991・最終版1996年◆四六判◆184頁◆予価2625円(本体2500円)
イタリア・ルネサンス期の巨人政治家の独創的な思想と人間について、現代有数の歴史学者が書き下ろした入門書。新しい視点でのマキアヴェリ像。

71
未來社
歴史と啓蒙
ユルゲン・コッカ/肥前栄一、杉原達訳
初版1994・最終版1995年◆四六判◆320頁◆予価3990円(本体3800円)
現代ドイツの歴史社会科学を代表する論客の、〈構造史〉と〈日常史〉の結合による新たな〈社会史〉の確立をめざし、歴史学方法論に一石を投じる論集。

復刊候補一覧④ 《心理・教育》

心理・教育


72
みすず書房
災害の襲うとき カタストロフィの精神医学
ビヴァリー・ラファエル/石丸正訳
初版1995・最終版2004年◆四六判◆512頁◆予価3675円(本体3500円)
災害時の恐ろしい体験をした人々、さらに救援に当たる人々までが精神的打撃を受けることを明らかにし、対処法を示す。ケアに当たる関係者必読の書。

復刊候補一覧⑤ 《文学・芸術》

文学・芸術


73
岩波書店
奥村土牛
近藤啓太郎
初版1987・最終版1990年◆A5判◆254頁◆予価6510円(本体6200円)
独自の画境を拓いて日本画に革新をもたらした奥村土牛。度重なる土牛自身への取材をもとに、その芸術の核心に迫った画期的評伝。読売文学賞受賞。

74
岩波書店
源氏物語と白楽天
中西進
初版1997・最終版1998年◆A5判◆520頁◆予価8715円(本体8300円)
『源氏物語』に引用される白楽天の詩文が、物語の主題や構想とどう関わるのか。物語の展開に沿って漢詩文を読み、作者の意図を探る。

75
岩波書店
能楽囃子方五十年 亀井忠雄聞き書き
亀井忠雄/土屋恵一郎、山中玲子【聞き手】
初版2003・最終版2003年◆A5判◆164頁◆予価4200円(本体4000円)
葛野流宗家預かりとして芸を支え続け、能楽界最高峰の囃子方とされる著者が、自らの芸とその半生、能楽へのあふれる思いを語る。

76
紀伊國屋書店
幻想芸術
マルセン・ブリヨン/坂崎乙郎訳
初版1968・最終版1992年◆A5判◆550頁◆予価8820円(本体8400円)
人間に根源的に内在する不安のイメージ、そのフォルムを体系的にまとめるとともに、古今の芸術と思考のなかで「幻想」が占める位置をたずねる。

77
紀伊國屋書店
本・子ども・大人
ポール・アザール/矢崎源九郎、横山正矢訳
初版1957・最終版2001年◆四六判◆276頁◆予価2730円(本体2600円)
子どもにどんな本を与えればよいか――大人の固い頭で夢のない教訓だらけの本を与えないよう、軽妙洒脱な文章で説いた、児童文学論の古典的名著。

78
勁草書房
美の味わい
エリック・ロメール/梅本洋一、武田潔訳
初版1988・最終版2002年◆A5判◆288頁◆予価4410円(本体4200円)
ヌーヴェルヴァーグの正統を疾走しつづけた映画作家ロメールの映画論集。映画を映画そのものとして語り、「作家主義」を美しく展開する。

79
勁草書房
日本SF論争史
巽孝之編
初版2000・最終版2001年◆A5判◆432頁◆予価5460円(本体5200円)
SF の成果を豊穣な思想史として位置づける。安部公房、小松左京、筒井康隆、笠井潔、大原まり子ら各時代を代表するSF 批評全21 篇を収録。

80
春秋社
田舎司祭の日記
ジョルジュ・ベルナノス/渡辺一民訳
初版1988・最終版1999年◆四六判◆266頁◆予価2625円(本体2500円)
貧しさ、弱さにまみれた魂が、なぜ人々を光へと導くのか? 一つの赤裸々な魂の目を通して“聖なるものとは何か” を追求したキリスト教文学の傑作。

81
春秋社
悪魔の陽のもとに
ジョルジュ・ベルナノス/山崎庸一郎訳
初版1988・最終版1999年◆四六判◆312頁◆予価2625円(本体2500円)
悪に身を落としていく少女の悲劇、死した子供の蘇り。20 世紀フランス文学の鬼才が描く、悪と混沌と聖性のドラマ! 1987 年カンヌ大賞の原作。

82
春秋社
自叙伝
G.K.チェスタトン/吉田健一訳
初版1973・最終版1999年◆四六判◆448頁◆予価3675円(本体3500円)
20 世紀前半、ヨーロッパの危機を背景に自由闊達に生き抜いた風変わりで特異な人物の推理小説風な、特異な物語。

83
春秋社
棒大なる針小
G.K.チェスタトン/別宮貞徳、安西徹雄訳
初版1975・最終版1999年◆四六判◆324頁◆予価3150円(本体3000円)
多芸多才な著者の業績のうち、ジャーナリスト、文芸批評家、シェイクスピア学者としての代表作と、逆説と警句にみちた表題作を収録。

84
春秋社
狂気と正気の間
G.K.チェスタトン/上杉明訳
初版1977・最終版1999年◆四六判◆304頁◆予価3150円(本体3000円)
社会哲学者としての著者が「資本主義と社会主義」政治体制の狭間に押しつぶされていく〈普通人〉の救済の道を模索した社会・政治論集。

85
春秋社
秘義と習俗
フラナリー・オコナー/上杉明訳
初版1982・最終版1999年◆四六判◆248頁◆予価3150円(本体3000円)
時を刻む病と戦い、死を凝視し、〈究極の救い〉を希求してやまなかったアメリカの天才女流作家の出色の文学・宗教・文明・人間論。

86
春秋社
魂と弦
イヴリー・ギトリス/今井田博訳
初版2000・最終版2000年◆四六判◆368頁◆予価3675円(本体3500円)
魂にふれる音。人間の内奥に響く演奏。20 世紀最後にして最高のヴィルトゥオーソが長年の演奏活動、その折々の所感と波乱の人生行路を吐露。

87
春秋社
バッハからの贈りもの
鈴木雅明、加藤浩子
初版2002・最終版2002年◆四六判◆456頁◆予価3150円(本体3000円)
バッハの音楽の卓越性と吸引力。それは何に発するのか? 世界的バッハ演奏家がバッハ理解のキーワードに即して闊達自在に語りつくす。

88
春秋社
柳宗悦選集③ 工芸文化
柳宗悦
初版1972・最終版1972年◆四六判◆370頁◆予価2625円(本体2500円)
工芸のもつ位置、とくに造形の領域における美術と工芸との繋がりを詳説し、その特質とその限界を指摘する。日本における最初の体系的工芸美論。

89
春秋社
柳宗悦選集④ 朝鮮とその芸術
柳宗悦
初版1972・最終版1972年◆四六判◆366頁◆予価2625円(本体2500円)
李朝の陶磁器・石仏・木工品等、長いあいだ埋もれていた朝鮮固有の工芸品を渉猟し、前人未到の美の世界を発見した記念碑的記録。

90
春秋社
柳宗悦選集⑧ 物と美
柳宗悦
初版1972・最終版1972年◆四六判◆388頁◆予価2625円(本体2500円)
この世に隠れている美しいものを見出す心は、美を創造する心でもある。本書は美しいものの発見譚であり、工芸理論の創造の物語でもある。

91
白水社
アメリカ写真を読む 歴史としてのイメージ
アラン・トラクテンバーグ/生井英考、石井康史訳
初版1996・最終版1996年◆A5判◆516頁◆予価8190円(本体7800円)
アメリカ近・現代史における激動期の目撃者たちが撮った写真を解読し、写真が社会・文化に演じた役割、写真と歴史が補完しあう関係を解き明かす画期的名著。

92
白水社
日常礼讃 フェルメールの時代のオランダ風俗画
ツヴェタン・トドロフ/塚本昌則訳
初版2002・最終版2003年◆四六判◆192頁◆予価4200円(本体4000円)
17 世紀初め、日常生活と絵画の出会いから生まれたオランダ絵画の傑作の数々。画題とスタイルに革新的な変化をもたらしたその豊かな意味を探る。

93
白水社
音楽と演奏
ブルーノ・ワルター/渡辺健訳
初版1973・最終版1980年◆四六判◆280頁◆予価4410円(本体4200円)
すぐれた指揮者・演奏家であると同時に、警抜な批評家、哲人、文章家でもあったワルターの内面をあますところなく映し出す見事な音楽論。

94
白水社
ドビュッシー
ジャン・バラケ/平島正郎訳
初版1969・最終版1977年◆四六判◆292頁◆予価5460円(本体5200円)
フランスの前衛作曲家による、ドビュッシーの作品構造分析を軸とした入門書。巨匠の本質に鋭く迫り、その天才を現代に蘇らせている。

95
白水社
マリヴォー/ボーマルシェ名作集
小場瀬卓三、田中栄一、佐藤実枝、鈴木康司訳
初版1977・最終版1977年◆四六判◆520頁◆予価6300円(本体6000円)
マリヴォー「恋の不意打ち」「愛と偶然の戯れ」「偽りの告白」「試練」、ボーマルシェ「セビーリャの理髪師」「フィガロの結婚」「罪ある母」収録。

96
白水社
レッシング名作集
有川貫太郎、浜川祥枝、南大路振一訳
初版1972・最終版1972年◆四六判◆395頁◆予価5250円(本体5000円)
「ミス・サーラ・サンプソン」「ミンナ・フォン・バルンヘルム」「エミーリア・ガロッティ」「賢者ナータン」
収録。

97
みすず書房
自分だけの部屋
ヴァージニア・ウルフ/川本静子訳
初版1999・最終版2006年◆四六判◆224頁◆予価2520円(本体2400円)
「女性が小説なり詩なりを書こうとするなら、年に500ポンドの収入とドアに鍵のかかる部屋を持つ必要がある。」作家によるフェミニズム批評の古典。

98
みすず書房
ルドン 私自身に
オディロン・ルドン/池辺一郎訳
初版1983・最終版2007年◆A5判◆248頁◆予価3990円(本体3800円)
少年の日の記憶、普仏戦争での一兵卒としての体験、植物学者や銅版画家との交流など。幻想の画家による限りなく美しい約100 編の断章を収録する。

99
みすず書房
マティス 画家のノート
アンリ・マティス/二見史郎訳
初版1978・最終版2005年◆A5判◆442頁◆予価6300円(本体6000円)
絵画ほか、彫刻、切り紙絵など、個性的な歩みを示した至福の画家の文業をまとめた読む美術書。デッサンと色彩、色の役割と様相、浮世絵の影響…

100
みすず書房
ジャコメッティ
矢内原伊作/宇佐見英治、武田昭彦編
初版1996・最終版2006年◆A5判◆362頁◆予価5040円(本体4800円)
幻の本『ジャコメッティとともに』に、未発表の日記・手帖・手紙を収録。芸術家の日夜、対話の貴重な記録によって、ヤナイハラの名は不滅となる。

101
みすず書房
ニグロ・スピリチュアル 黒人音楽のみなもと
北村崇郎
初版2000・最終版2001年◆四六判◆408頁◆予価3675円(本体3500円)
ゴスペルからジャズまで、黒人音楽の豊かな源流となった音楽〈ニグロ・スピリチュアル〉の魅力と歴史を語り尽くす! 細川周平との「巻末対話」。

102
未來社
自分のことばをつくる
山本安英の会編
初版1984・最終版1995年◆A5判◆242頁◆予価3990円(本体3800円)
自分のことばをつくるとは何か。内田義彦、中野好夫、森有正、荒畑寒村、谷川俊太郎ら多彩な顔ぶれが、ことばにまつわる根深い問題に鋭く切りこむ。

103
未來社
増補 詩の発生
西郷信綱
初版1994・最終版1994年◆A5判◆354頁◆予価4200円(本体4000円)
日本文学における「詩の発生」を体系的に論じた名著。他に言霊論・柿本人麿・万葉から新古今へ等。あいまいにされがちな「詩」の領域を鋭い理論で展開。

104
未來社
若きゲーテ
グンドルフ/小口優訳
初版1956・最終版1978年◆A5判◆356頁◆予価3990円(本体3800円)
ゲーテの誕生から青年期にいたる人格形成期を扱う第1部「存在と生成」の全訳。古典の旺盛な摂取、恋愛体験などが芸術運動に昇華してゆく過程を解明。

復刊候補一覧⑥ 《法律・経済・政治》

法律・経済・政治


105
岩波書店
戦後日本経済と経済同友会
岡崎哲二、菅山真次、西沢保、米倉誠一郎
初版1996・最終版2001年◆A5判◆352頁◆予価4305円(本体4100円)
企業民主化論、自主調整論、企業の社会的責任論など、経済同友会の活動を軸に、日本経済の戦後史をユニークな視点から再構築する。

106
紀伊國屋書店
水土の経済学 くらしを見つめる共生の思想
室田武
初版1982・最終版1988年◆四六判◆192頁◆予価2520円(本体2400円)
石油・原発文明は地球を死に導こうとしている。古来の「水土」の思想に寄りながら、共生の原理による新しい共同社会を遠望した、生きのびるための経済学。

107
勁草書房
現存した社会主義 リヴァイアサンの素顔
塩川伸明
初版1999・最終版1999年◆A5判◆704頁◆予価8085円(本体7700円)
「組織化による近代化」はいかに挫折したか。現存した社会主義の歴史的位置づけを鮮やかに示し、20 世紀を総括する。

108
勁草書房
国際法上の自衛権 補訂版
田岡良一
初版1981・最終版1985年◆A5判◆400頁◆予価5250円(本体5000円)
国際社会を法的に組織するための国際連合や国際司法裁判所は、秩序をもたらす実効を発揮していない。国際法上、自衛権はどう既定されるべきか。

109
東京大学出版会
現代外交の分析
坂野正高
初版1971・最終版1991年◆A5判◆452頁◆予価7140円(本体6800円)
国家間の複雑な利害を調整するための「外交」が、どのような仕組み、プロセスで行われるかを分析する。吉田茂賞を受賞した外交研究の基礎文献。

110
東京大学出版会
経済復興と戦後政治
中北浩爾
初版1998・最終版1998年◆A5判◆360頁◆予価7140円(本体6800円)
経済復興をめぐる政党政治の展開過程を、対外関係、労使関係、知識人の三つの視点を交えながら、社会党を軸に分析する。

111
法政大学出版局
フランス語版 資本論(上)
K.マルクス/江夏美千穂、上杉聰彦訳
初版1979・最終版1987年◆A5判◆422頁◆予価6300円(本体6000円)
著者自ら訳稿を全面的に校閲し、独語版と並立する独自の科学的価値を謳ったラシャトル版。上巻は第1篇「商品と貨幣」から第4 篇「総体的剰余価値の生産」まで。
フランス語版 資本論(下)
初版1980・最終版1990年◆A5判◆496頁◆予価6300円(本体6000円)
下巻は第4 篇「総体的剰余価値の生産」(続)から第8篇「本源的蓄積」までを収録する。独語現行版の邦訳よりも読みやすくわかりやすい「最後の資本論」完結篇。

112
法政大学出版局
バーク政治経済論集
E.バーク/中野好之編訳
初版2000・最終版2000年◆A5判◆1192頁◆予価26250円(本体25000円)
議会政治と保守主義の思想家として知られながら、〈政治的叡知の不朽の手引〉たる思想の精髄が未だによく理解されていないバークの演説・書簡・論考を集成。

113
未來社
経済学史講義
内田義彦
初版1961・最終版2001年◆A5判◆406頁◆予価5040円(本体4800円)
重商主義、重農主義、古典学派の成立からマルクス経済学の完成までの経済学史を、講義口調で体系化し、経済学を専門家の手から万人にもたらした名著。

復刊候補一覧⑦ 《自然科学・医学》

自然科学・医学


114
紀伊國屋書店
何のための数学か 数学本来の姿を求めて
モーリス・クライン/雨宮一郎訳
初版1987・最終版1989年◆四六判◆232頁◆予価2940円(本体2800円)
数学は単なる記号操作の技術ではない。その目標は自然から知識を引き出すことにある。自然界の構造探究の歴史を辿りながら、数学という知の本質に迫る。


115
勁草書房
ドクター・ジュノーの戦い エチオピアの毒ガスからヒロシマの原爆まで(増補版)
マルセル・ジュノー/丸山幹正訳
初版1991・最終版1992年◆四六判◆304頁◆予価3675円(本体3500円)
20 世紀の文明が犯しえた極限的な残虐現場の最前線に出かけていき、その被害者の生命を救うために献身した医師ジュノーの「実戦」記録。