« 復刊リクエスト募集要項 | メイン | 復刊書目 »

2011年12月22日

復刊候補一覧① 《哲学・思想・言語・宗教》

哲学・思想・言語・宗教


1
岩波書店
随眠の哲学
山内得立
初版1993・最終版1993年◆A5判◆266頁◆予価5145円(本体4900円)
仏教語「随眠」から出発して存在の根拠の問題に肉薄してゆく著者の思索は、その死によって中断された。著者最後の思索の跡を示す遺著。

2
岩波書店
林達夫とその時代
渡邊一民
初版1988・最終版1989年◆四六判◆372頁◆予価3465円(本体3300円)
林達夫とはなにか。日本の知的風土の中でひときわ異彩を放ち、ときに激越なまでの振幅を見せる林達夫の深く入り組んだ精神の軌跡を描いた力作。

3
岩波書店
仏教-言葉の思想史
末木文美士
初版1996・最終版1996年◆A5判◆316頁◆予価6825円(本体6500円)
日本仏教で重視される用語・概念をインド・中国の原典にさかのぼって精細に検証し、仏教思想の受容と変遷の様態を明らかにする。

4
岩波書店
〈個〉の誕生 キリスト教教理をつくった人びと
坂口ふみ
初版1996・最終版2007年◆A5判◆320頁◆予価7875円(本体7500円)
古代から中世へ、一大転換期を舞台にした思想のドラマ-ローマ帝国末期、ビザンツ初期のキリスト教教義論争史を読む。

5
紀伊國屋書店
時間と空間の哲学
イアン・ヒンクフス/村上陽一郎、熊倉功二訳
初版1979・最終版2002年◆四六判◆288頁◆予価2940円(本体2800円)
物質は空間に存在し、時間を通じて持続する。それでは空間とは何で、時間とどう違うのか――この問いに答えた、分析哲学的なアプローチとして格好の解説書。

6
紀伊國屋書店
デカルトの著作と体系
ジュヌヴィエーヴ・ロディス - レヴィス/小林道夫、川添信介訳
初版1990・最終版1990年◆四六判◆528頁◆予価6300円(本体6000円)
デカルトの思想形成の過程とその哲学体系の全体とを包括的に論述した、フランスにおけるデカルト研究の第一人者による、比類なき一冊。

7
紀伊國屋書店
覚醒への戦い
コリン・ウィルソン/鈴木建三、君島邦守訳
初版1981・最終版1987年◆四六判◆186頁◆予価2310円(本体2200円)
「20世紀の偉大なる精神の一人」と評するほどにその出会いの当初から心酔したロシアの思想家・グルジェフの全体像に、ウィルソン自らが迫った一冊。

8
紀伊國屋書店
破壊 人間性の解剖
エーリッヒ・フロム/作田啓一、佐野哲郎訳
初版1975・最終版2001年◆四六判◆852頁◆予価9030円(本体8600円)
人間の歴史は暴力と残酷の記録で満ちている。『自由からの逃走』以来、フロムが一貫して追究してきた、人間独自の破壊性についての総括ともいえる大著。

9
紀伊國屋書店
大衆運動
エリック・ホッファー/高根正昭訳
初版1961・最終版2006年◆四六判◆208頁◆予価2520円(本体2400円)
宗教運動、ナチズム、共産主義、ナショナリズム……大衆運動に共通の性質をあぶりだし、そのダイナミズムを描ききる、「沖仲仕の哲学者」の処女作にして主著。

10
勁草書房
理由と人格
D.パーフィット/森村進訳
初版1998・最終版2004年◆A5判◆800頁◆予価10500円(本体10000円)
人格の同一性、道徳性、合理性などにまつわる私たちの奥深い信念を揺るがす、現代倫理学からの挑戦。20世紀後半の最も重要な哲学書。

11
勁草書房
真理という謎
M.ダメット/藤田晋吾訳
初版1986・最終版2004年◆四六判◆430頁◆予価5250円(本体5000円)
直観主義をモデルにした反実在論のプログラムをかかげ、現代哲学の最前線を領導するダメット。「実在論—反実在論」の論理的定式化に関わる作品を中心に12篇を収録。

12
勁草書房
人間的な合理性の哲学
伊藤邦武
初版1997・最終版1997年◆四六判◆400頁◆予価4830円(本体4600円)
現代の合理的意思決定理論の基礎にある哲学的洞察や論理的工夫とはどんなものだろうか。パスカル以来の歴史的展開と現在の論争点という二つの視点から整理する。

13
東京大学出版会
カントからヘーゲルへ(UP選書174)
岩崎武雄
初版1977・最終版1998年◆四六判◆270頁◆予価3360円(本体3200円)
カントの批判哲学から、フィヒテ、シェリングをへてヘーゲルの哲学体系までドイツ観念論を平明に解説した、スタンダードな入門書。

14
東京大学出版会
テクノコードの誕生 コミュニケーション学序説
ヴィレム・フルッサー/村上淳一訳
初版1997・最終版1997年◆四六判◆320頁◆予価4410円(本体4200円)
文字文化終焉後のコミュニケーションを人間の側にとり戻すための思想の企て。

15
白水社
異化 Ⅰ ヤヌスの諸像 Ⅱ ゲオグラフィカ
エルンスト・ブロッホ/船戸満之ほか訳
初版1986・最終版1997年◆A5判◆430頁◆予価7770円(本体7400円)
ベルリン、パリ、ヴェネツィア、アルプス、道化、探偵小説、蚤の市──多彩なテーマの相貌を一変させる魔笛エッセイの神髄47篇。

16
白水社
医神アスクレピオス 生と死をめぐる神話の旅
カール・ケレーニイ/岡田素之訳
初版1997・最終版1997年◆四六判◆172頁◆予価2940円(本体2800円)
医術とは自らの傷に苦しむことで得た治療知識に他ならない──ヒポクラテスの始祖神、アスクレピオスの根源像を神話学の巨人が解明する。

17
法政大学出版局
戦争論 われわれの内に潜む女神ベローナ
ロジェ・カイヨワ/秋枝茂夫訳
初版1974・最終版2002年◆四六判◆304頁◆予価3360円(本体3200円)
ユネスコ国際平和文学賞受賞 戦争の理論を国家の発達との関連から追究。戦争礼賛の信仰を探り、この根元的諸力からの人間回復は何かを提示する。

18
法政大学出版局
十八世紀社会主義
アンドレ・リシュタンベルジェ/野沢協訳・解説
初版1981・最終版1981年◆A5判◆774頁◆予価18900円(本体18000円)
フランス大革命前の作品群から発掘蒐集し考察した〈十八世紀思想史〉の辞書的基本文献。社会主義の思想的源流と原初的パトスを浮彫りにする。

19
法政大学出版局
イェーナ体系構想 精神哲学草稿 I(1803-04)精神哲学草稿 II(1805-06)
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル/加藤尚武監訳・座小田豊他訳
初版1999・最終版1999年◆A5判◆290頁◆予価6825円(本体6500円)
イェーナ大学講義のうち「精神哲学」講義草稿初の完訳。ヘーゲルが自ら抹消した草稿部分を復元しつつ、ヘーゲルの思索の苦闘のドラマを蘇らせる。

20
法政大学出版局
言葉と世界 ヴィルヘルム・フォン・フンボルト研究
亀山健吉
初版2000・最終版2000年◆A5判◆258頁◆予価5775円(本体5500円)
生涯と活動、ヤーコプ等との学的交流、日本語研究等フンボルト言語論の核心に迫るテーマを未刊の書簡や草稿を発掘・駆使して解明する研究の集大成。

21
法政大学出版局
『存在と時間』講義 統合的解釈の試み
ジャン・グレーシュ/杉村靖彦他訳
初版2007・最終版2007年◆A5判◆676頁◆予価15750円(本体15000円)
ガダマーやリクールの流れを汲む解釈学的現象学の立場から『存在と時間』とその「作業場」の姿を鮮やかに浮かび上がらせた画期的な注釈書。

22
法政大学出版局
沖縄の言語史
外間守善
初版1971・最終版1982年◆四六判◆309頁◆予価5250円(本体5000円)
日本祖語を基層に持ちつつ琉球方言はいかに変化してきたか。古代から現在に至るその変遷を辿りつつ、沖縄の社会的変動をもあとづける。

23
みすず書房
実体概念と関数概念
エルンスト・カッシーラー/山本義隆訳
初版1979・最終版2004年◆A5判◆488頁◆予価6300円(本体6000円)
〈実体〉から〈関数〉へ。数学・自然科学的思惟構造の形成を概念の発展として把握。『シンボル形式の哲学』へと結実する独自の立場を確立した書。

24
みすず書房
カイエ 1
シモーヌ・ヴェーユ/山崎庸一郎、原田佳彦、田辺保、川口光治、冨原眞弓訳
初版1998・最終版1998年◆四六判◆496頁◆予価7980円(本体7600円)
カイエ 2
初版1993・最終版1993年◆四六判◆560頁◆予価6300円(本体6000円)
カイエ 3
初版1995・最終版1995年◆四六判◆464頁◆予価7140円(本体6800円)
カイエ 4
初版1992・最終版1992年◆四六判◆648頁◆予価6300円(本体6000円)
20世紀という時代に立ち向かい34歳で逝った稀有の魂が、連綿と書き記した手帳(カイエ)の全体を公刊。極限の思考過程の全貌を生き生きと伝える。

25
みすず書房
実践感覚 1
ピエール・ブルデュ/今村仁司・港道隆・福井憲彦・塚原史訳
初版1988・最終版2004年◆四六判◆288頁◆予価3465円(本体3300円)
実践感覚 2
初版1990・最終版2005年◆四六判◆280頁◆予価3465円(本体3300円)

〈実践=日常的行動〉の意味を究明し社会諸科学の基礎を構築。一方では現象学を、他方では構造主義を包摂しうる、ポスト構造主義の記念碑的業績。

26
みすず書房
見えるものと見えないもの 付・研究ノート
モーリス・メルロ=ポンティ/滝浦静雄・木田元訳
初版1989・最終版2009年◆A5判◆512頁◆予価7770円(本体7400円)
人間と世界をめぐる逆説を生きた表現に高め、現象学から新たな存在論への道を示した晩年の思索。未刊に終わった大著の草稿と「研究ノート」を収録。

27
みすず書房
心の概念
ギルバート・ライル/坂本百大・宮下治子・服部裕幸訳
初版1987・最終版2005年◆A5判◆512頁◆予価5985円(本体5700円)
心脳問題にも通じる議論を展開した、日常言語学派の基礎文献。デカルト以来の哲学的伝統を根底的に批判し、心に関する新しい概念地図を提示する。

28
みすず書房
分裂病の少女 デボラの世界
ハナ・グリーン/佐伯わか子・笠原嘉訳
初版1971・最終版2000年◆四六判◆376頁◆予価3465円(本体3300円)
狂気から現実への16歳の少女の旅路を描写し、その世界の魅力と不思議そして無限の感動を伝える。精神病理学の知見を正確にふまえて書かれた小説。

29
みすず書房
ユキの日記 病める少女の20年
笠原嘉 編
初版1978・最終版2002年◆四六判◆336頁◆予価3360円(本体3200円)
20歳で心の病を診断され28歳で世を去ったユキ。内面を8歳からほぼ毎日記した60冊のノートから、最後の主治医となった精神科医が選び、読み解く。

30
未來社
経験としての詩
フィリップ・ラクー=ラバルト/谷口博史訳
初版1997・最終版1997年◆四六判◆290頁◆予価3675円(本体3500円)
アウシュヴィッツ以後詩作することは可能か―戦後ヨーロッパの代表的詩人ツェランの後期詩篇から複数の声を聴きとる哲学的エッセイ。

31
未來社
ジェイムスン、アルチュセール、マルクス
ダウリング/辻麻子訳
初版1993・最終版1993年◆四六判◆208頁◆予価2940円(本体2800円)
フレドリック・ジェイムスンの名著『政治的無意識』の難解な思想構造を、アルチュセール、マルクスの思想に遡及しながら平明に解説・解読する。

32
未來社
ヘーゲルの近代国家論
アヴィネリ/高柳良治訳
初版1978・最終版1984年◆A5判◆394頁◆予価6090円(本体5800円)
ヘーゲルの著作と残留する資料から、国家論にかんする言説を可能な限り集め、体系化し、従来多義的に把えられたヘーゲルの政治哲学を解明した大著。

33
未來社
スピノザの政治思想
柴田寿子
初版2000・最終版2005年◆A5判◆326頁◆予価6090円(本体5800円)
思想史に異彩を放つスピノザ思想の政治的側面。1960年代以降のスピノザ研究を批判的に吸収しつつ、民主政のオルタナティブを提示する試み。

34
未來社
歴史家と母たち
上村忠男
初版1994・最終版1994年◆四六判◆248頁◆予価3360円(本体3200円)
現代イタリア歴史学の鬼才ギンズブルグの独得の論理と方法をめぐって、イタリア思想史研究の第一人者による包括的かつ批評性豊かな画期的研究成果。

35
未來社
死後体験
イアン・ウィルソン/池上良正、池上富美子訳
初版1990・最終版1992年◆四六判◆402頁◆予価3675円(本体3500円)
人類史のうえでさまざまなかたちであらわれる超常現象、なかでも死後のよみがえり現象を冷静に分析し、哲学思想との関連で読み解いたベストセラー。

36
未來社
社会変革と宗教倫理
ベラー/河合秀和訳
初版1973・最終版1985年◆A5判◆400頁◆予価5040円(本体4800円)
ベラーの論文集『信条を超えて』から独自に編集した11論文を収め、宗教と近代化の関係を諸宗教、諸地域において論じ、宗教社会学的方法を確立する。


復刊候補一覧② 《社会》

社会


37
岩波書店
大正自由人物語 望月桂とその周辺
小松隆二
初版1988・最終版1988年◆四六判◆368頁◆予価3360円(本体3200円)
戦前、戦中、戦後をアナキスト、自由人として生きぬいた望月桂を中心に、大正デモクラシーの知られざる一面を新資料を駆使して鮮やかに再現。

38
岩波書店
『キング』の時代 国民大衆雑誌の公共性
佐藤卓己
初版2002・最終版2005年◆四六判◆484頁◆予価4410円(本体4200円)
日本初の100万部を達成した伝説的「国民大衆雑誌」―その意味を近代日本史に位置づけ直す、参加=動員のメディア史。

39
紀伊國屋書店
人間であるために
ルネ・デュボス/野島徳吉、遠藤三喜子訳
初版1970・最終版1983年◆四六判◆272頁◆予価2940円(本体2800円)
機械文明に埋没し、脱人間化された我々が〈人間らしさ〉を取り戻すためには、自らを創った環境を科学的に読む視点が肝要だと説く、ピュリッツァー賞受賞作。

40
紀伊國屋書店
目覚める理性 人間のための科学
ルネ・デュボス/野島徳吉、遠藤三喜子訳
初版1971・最終版1971年◆四六判◆256頁◆予価2940円(本体2800円)
専門家の決定を盲目的にうける社会は、死にいたる社会である――世界的細菌学者が、現代社会における科学者の役割と義務、あるべき市民の姿を提示する。

41
勁草書房
大衆操作の系譜
渋谷重光
初版1991・最終版1991年◆A5判◆276頁◆予価3675円(本体3500円)
広告や宣伝は、その本質において、まぎれもなく人々の心をつかみ、ゆさぶり、無意識のうちに一定の行動をとるよう指示する。大衆を操作する側の実態と論理の分析。

42
勁草書房
セクシュアリティの歴史社会学
赤川学
初版1999・最終版2004年◆A5判◆500頁◆予価5775円(本体5500円)
近代日本のセクシュアリティ言説形成過程を、オナニーに関する言説に焦点をあてて素描する。理論的検討を尽くした方法論の確立を目指す。

43
白水社
社会学 社会化の諸形式についての研究(上)
ゲオルク・ジンメル/居安正訳
初版1994・最終版2006年◆A5判◆417頁◆予価5880円(本体5600円)
社会学 社会化の諸形式についての研究(下)
初版1994・最終版2005年◆A5判◆412頁◆予価5985円(本体5700円)
多様な歴史的・社会的過程から抽出された「社会化の形式」の微視的な分析によって「形式社会学」を確立し、今なお斬新な視座を提示する名著の完訳。

44
白水社
道徳的人間と非道徳的社会
ラインホールド・ニーバー/大木英夫訳
初版1998・最終版1998年◆四六判◆299頁◆予価3780円(本体3600円)
ヴェーバーの「心理倫理」と「責任倫理」の問題を克服し、倫理学と政治学に新生面を拓いた不朽の名著。アメリカの政治的リアリズムの精神的源泉でもある。

45
法政大学出版局
年齢意識の社会学
ハワード・P.チュダコフ/工藤政司・藤田永祐訳
初版1994・最終版1995年◆四六判◆350頁◆予価3780円(本体3600円)
人は、いつから誕生日を祝うようになったのか。アメリカの文化と社会における年齢の意味と役割の変遷をあとづける。

46
法政大学出版局
国立公園成立史の研究 開発と自然保護の確執を中心に
村串仁三郎
初版2005・最終版2005年◆A5判◆428頁◆予価8925円(本体8500円)
国立公園の思想、設置構想をめぐる論争を経て、昭和6年、国立公園法が成立。主要国立公園の設立経緯や問題を環境経済学的視点から考察する。

47
みすず書房
憲法論
カール・シュミット/阿部照哉・村上義弘訳
初版1974・最終版2004年◆A5判◆496頁◆予価6825円(本体6500円)
ナチスの政治体制を理論的に支えた法学者が、近代の「市民的・法治国的」憲法の発展を思想史的・社会学的に考察し、その基本構造を鋭く分析する。

48
みすず書房
近代史における国家理性の理念
フリードリッヒ・マイネッケ/菊盛英夫・生松敬三訳
初版1960・最終版2001年◆A5判◆632頁◆予価6825円(本体6500円)
国家行動への批判という問題意識に支えられた書。学問的に第一級のすぐれた古典的業績。ドイツの歴史学者が、マキアヴェリズムの思想史を論じる。

49
みすず書房
国家とは何か 政治理論序説
A.P.ダントレーヴ/石上良平訳
初版1972・最終版2002年◆A5判◆320頁◆予価5775円(本体5500円)
「実力」「権力」「権威」の三つの視点からの独創的な研究。ギリシャ都市国家から、ローマ帝国、中世、近代国民国家にいたる国家の観念を考察する。

50
未來社
国民国家と経済政策
マックス・ウェーバー/田中真晴訳
初版2000・最終版2000年◆四六判◆122頁◆予価2100円(本体2000円)
若きウェーバーの有名なフライブルグ大学教授就任講演。たんに政治論にかぎられず、没価値性理論の出発点であり、方法論的論稿の礎石をなす。

51
未來社
マックス・ウェーバー基礎研究序説
折原浩
初版1988・最終版1988年◆A5判◆340頁◆予価6090円(本体5800円)
マリアンネ・ウェーバーとウィンケルマンの遺稿編集における問題性を指摘し、ウェーバー比較宗教社会学体系の本来の姿を明らかにする。

52
未來社
都市的体験
フィッシャー/松本康、前田尚子訳
初版1996・最終版1996年◆A5判◆484頁◆予価7140円(本体6800円)
アメリカ都市論研究の第一人者による都市社会論の決定版。豊富な事例とデータにもとづき、都市文化のさまざまな可能性をも示唆するすぐれた概説書。


復刊候補一覧③ 《歴史・民俗》

歴史・民俗


53
岩波書店
将軍権力の創出
朝尾直弘
初版1994・最終版1995年◆A5判◆384頁◆予価7035円(本体6700円)
幕藩制国家権力の中核をなす「将軍権力」はいかに形成されたか。「幕藩制と天皇」「将軍政治の権力構造」「鎖国制の成立」など主要論文の一大集成。

54
紀伊國屋書店
千年王国と未開社会 メラネシアのカーゴ・カルト運動
ピーター・ワースレイ/吉田正紀訳
初版1981・最終版1989年◆四六判◆424頁◆予価4830円(本体4600円)
近代ヨーロッパ文化との接触を機に起こった、メラネシア全域での宗教運動を考察。未開社会は変容する自分たちの世界をいかに合理的に捉えようとしたのか。

55
紀伊國屋書店
イスラム社会
アーネスト・ゲルナー/宮治美江子、堀内正樹、田中哲也訳
初版1991・最終版1996年◆四六判◆496頁◆予価5880円(本体5600円)
イスラム社会のさまざまな特性の根にある文化的メカニズムを探究、各地域に共通する動的なモデルを提示する。イスラムを真に理解するうえで必携の一冊。

56
紀伊國屋書店
アフリカの創世神話
阿部年晴
初版1965・最終版1981年◆四六判◆222頁◆予価2730円(本体2600円)
ディンカ族、ルグバラ族、ドゴン族……アフリカの諸部族が語り伝えた「創世神話」をもとに、その思念や世界観を文化人類学の立場から探究。

57
勁草書房
おとぎの国のモード
坂井妙子
初版2002・最終版2002年◆四六判◆240頁◆予価3675円(本体3500円)
絵本に登場する動物たちは、なぜ服を着ているのか?服飾社会学の視点から、動物たちのファッションが映し出す時代の貌を読み解く。

58
東京大学出版会
中世に生きる人々(UP選書34)
アイリーン・バウア/三好洋子訳
初版1969・最終版1990年◆四六判◆322頁◆予価3150円(本体3000円)
農夫・旅行家・尼僧・主婦・商人・織元等6人の平凡な個人をあげて中世社会の諸相を描き出す。西洋中世の生きた姿を語る。

59
東京大学出版会
アテナイ公職者弾劾制度の研究
橋場弦
初版1993・最終版1993年◆A5判◆402頁◆予価9450円(本体9000円)
古代アテナイでは民主政を防衛するため公職者を弾劾する制度が設けられていた。この制度のメカニズム・機能・受容のあり方を分析し、世界史上に位置付ける。

60
東京大学出版会
近代日本綿業と中国(歴史学選書6)
高村直助
初版1982・最終版1982年◆四六判◆346頁◆予価3360円(本体3200円)
綿業を軸に考察される日・中関係百年史。19世紀世界市場への展開、20世紀に入っての在華紡の形成・発展から崩壊までを分析。

61
東京大学出版会
近代日本研究入門
中村隆英・伊藤隆 編
初版1977・最終版1985年◆B6判◆424頁◆予価3675円(本体3500円)
時代別主要テーマ6論文、問題別主要テーマ6論文を配し、研究の手引きとして史料の所在や活用の仕方などを紹介。定評ある論文多数収録。

62
東京大学出版会
文化の翻訳(UP選書183)
青木保
初版1978・最終版1993年◆四六判◆204頁◆予価3360円(本体3200円)
「異文化」「異民族」「他者」の理解はいかにして可能かを問い、人類学ひいては科学-学問のトータルな内省に立ち向かう。

63
東京大学出版会
昭和十年史断章(歴史学選書4)
伊藤隆
初版1981・最終版1981年◆四六判◆322頁◆予価3360円(本体3200円)
昭和研究会、大政翼賛会、海軍政治懇談会の運動などに光をあて、「東亜共同体」論など、昭和十年代史を再構成する不可欠の論点に迫る。

64
白水社
高殿の古代学 豪族の居館と王権祭儀
辰巳和弘
初版1990・最終版1996年◆菊判◆260頁◆予価4830円(本体4600円)
古墳時代の大居館遺構を中心に、家屋文鏡、家形埴輪、古社の社殿建築など広範な資料を駆使して古代豪族の館を復元し、王権祭儀の起源と実態を解明する。

65
白水社
鹿鳴館 擬西洋化の世界
富田仁
初版1984・最終版1995年◆四六判◆240頁◆予価3150円(本体3000円)
粋を集めた建築、舞踏、服飾、料理などの文化・風俗と、そこにかかわった人々の人間模様を再現し、鹿鳴館が日本近代史に果たした役割を捉え直す。

66
白水社
職業別 パリ風俗
鹿島茂
初版1999・最終版2003年◆A5判◆260頁◆予価3360円(本体3200円)
お針子、門番女、公証人、仕立屋、乳母……バルザックやフロベールの小説に登場する様々な職業の実態を明らかにする19世紀「風俗ファイル」。図版多数。

67
白水社
中世のアウトサイダー
F.イルジーグラーほか/藤代幸一訳
初版1992・最終版2005年◆四六判◆382頁◆予価4725円(本体4500円)
「都市の不名誉な人」として排斥と追放の論理が適用された、乞食、大道芸人、娼婦、死刑執行人ら下層階級の実態をライン河畔の都市ケルンにおいて探る。

68
法政大学出版局
桶と樽 脇役の日本史
小泉和子 編
初版2000・最終版2000年◆A5判◆466頁◆予価8925円(本体8500円)
出土遺物や絵画・文献資料をもとに壷・甕から桶・樽への転換期を探り醸造業をはじめ、農業他から流通業まで桶・樽が果たした役割を明らかにする。

69
法政大学出版局
外から見た〈日本文化〉
星野勉 編
初版2008・最終版2008年◆A5判◆190頁◆予価3150円(本体3000円)
幕末・明治以来の「外からの眼差し」とアニメ・ゲーム等に見られる国家枠組みの越境現象を通して〈日本文化〉を相対化する「国際日本学」の試み。

70
みすず書房
死を前にした人間
フィリップ・アリエス/成瀬駒男訳
初版1990・最終版1999年◆A5判◆616頁◆予価8400円(本体8000円)
『〈子供〉の誕生』の著者による〈死の心性史〉。中世から現代まで、死と葬礼をめぐる根深い感情の変遷を、図像、墓碑銘など豊富な資料で解明する。

71
未來社
海女の島
マライーニ/牧野文子訳
初版1989・最終版2004年◆四六判◆170頁◆予価2625円(本体2500円)
戦前北大でアイヌを研究し、戦後記録映画撮影のために再び来日した人類学者の紀行文。日本民族への深い関心に貫かれて島と人とを詩情豊かに描く。

72
未來社
沖縄池間島民俗誌
野口武徳
初版1972・最終版1984年◆A5判◆398頁◆予価5040円(本体4800円)
本書は沖縄宮古島の西北端に位置する池間島の自然、社会、島民の生活を描きつくす貴重な民俗誌。収録写真80枚、口絵写真16頁。

73
未來社
きじや
杉本寿
初版1984・最終版1984年◆A5判◆250頁◆予価5040円(本体4800円)
日本の脊稜山脈に居を定め移動を事とした轆轤師が数世紀にわたって構成した聚落は一万に及ぶという。山村の創造に光をあてた古典的基本文献。

74
未來社
ダッハウ収容所のゲーテ
ロスト/林功三訳
初版1991・最終版1991年◆四六判◆438頁◆予価4410円(本体4200円)
ドイツの収容所の一つであるダッハウで襲い来る恐怖と戦いながら、文豪ゲーテなど文学を糧に生き抜いてきたオランダ人ジャーナリストの日誌。

75
未來社
一つの日本文化論
有賀喜左衛門
初版1981・最終版1981年◆四六判◆254頁◆予価2940円(本体2800円)
わが国の実証社会学に不滅の業績を残し、同族理論を展開した著者が、民具論、仏教論、親族呼称などの、晩年に書き残したいくつかの文化論を集める。


復刊候補一覧④ 《文学・芸術》

文学・芸術


76
岩波書店
近世文藝思潮攷
中村幸彦
初版1975・最終版1998年◆B6判◆408頁◆予価4725円(本体4500円)
時代に対応して変化する儒教思想の姿を捉えつつ、近世知識人の文学観を克明に分析。文芸思想にあらわれた近世文化の本質を描き出す。

77
岩波書店
山荘往来 野上豊一郎 野上弥生子往復書簡
宇田健 編
初版1995・最終版1995年◆四六判◆392頁◆予価3885円(本体3700円)
戦火に家を焼かれ、東京と山荘に別居しながら、戦争の終るのを待つしかない暗澹たる状況におかれた夫婦の往復書簡集。

78
岩波書店
中国文学史
吉川幸次郎 述/黒川洋一 編
初版1974・最終版2002年◆B6判◆418頁◆予価4410円(本体4200円)
中国文学はいかなる特色と価値を持つかという見地から、三千年の歴史と厖大な作品を有する中国文学の展開を、民族の精神の歴史として捉える。

79
岩波書店
日本語レトリックの体系 文体のなかにある表現技法のひろがり
中村明
初版1991・最終版1992年◆A5判◆460頁◆予価5670円(本体5400円)
表現技法の働きと効果を測ることで、名文の雰囲気を支える言語機構を解明することができる。日本語における文章表現をレトリックの観点から分析。

80
紀伊國屋書店
焔の文学 完本
モーリス・ブランショ/重信常喜、橋口守人訳
初版1958・最終版1997年◆四六判◆466頁◆予価5040円(本体4800円)
無と有、沈黙と言葉、死と生……。揺れ動く作家の魂を文学の〈焔〉のなかにこそ見出そうとする、フランス批評の孤峰ブランショ、珠玉の評論集。

81
紀伊國屋書店
幻想芸術
マルセル・ブリヨン/坂崎乙郎訳
初版1968・最終版1992年◆A5判◆550頁◆予価6720円(本体6400円)
人間に根源的に内在する不安のイメージ、そのフォルムを体系的にまとめるとともに、古今の芸術と思考のなかで「幻想」が占める位置をたずねる。

82
紀伊國屋書店
告白と呪詛
シオラン/出口裕弘訳
初版1994・最終版1994年◆四六判◆256頁◆予価2940円(本体2800円)
「生にはなんの意味もないという事実は、生きる理由の一つになる。唯一の理由にだってなる」――80歳を前に自ら最後の著作と決めた、シオランの到達点。

83
勁草書房
写真の哲学のために
V.フルッサー/深川雅文訳
初版1999・最終版2004年◆四六判◆200頁◆予価3150円(本体3000円)
脱産業社会/情報社会における「装置」と「人間」が作り出す新しい自由とは何か。ベンヤミン、マクルーハンを超えるメディア=文明論。

84
勁草書房
ワルター・ベンヤミン
T.イーグルトン/今村仁司ほか訳
初版1988・最終版1989年◆四六判◆340頁◆予価4200円(本体4000円)
現代イギリスの文芸評論家、マルクス主義者である著者のベンヤミンの読解。型通りのものではありえなく、随所に卓見がきらめいている。

85
東京大学出版会
岡倉天心
宮川寅雄
初版1972・最終版1972年◆四六判◆268頁◆予価3360円(本体3200円)
天心岡倉覚三、この官僚界の偉材をとおすことなしには展開しなかった日本近代美術の苦悶とゆがみと成果を見事に描きだす。

86
白水社
なぜベケットか
イノック・ブレイター/安達まみ訳
初版1990・最終版1995年◆A5判◆176頁◆予価3150円(本体3000円)
ベケット研究の第一人者が、その文学の諸問題をわかりやすく解説しながら生涯を辿る、簡潔にして緻密なベケット伝。122枚の貴重な写真を収録。

87
白水社
バーナード・ショー名作集
鳴海四郎ほか訳
初版1966・最終版1988年◆四六判◆644頁◆予価6930円(本体6600円)
「カンディダ」「悪魔の弟子」「人と超人」「ピグマリオン」「聖女ジョウン」「デモクラシー万歳!」を収録。《世紀の皮肉屋》ショーの喜劇集。

88
白水社
コクトー名作集
澁澤龍彥ほか訳
初版1979・最終版1983年◆四六判◆411頁◆予価4935円(本体4700円)
「オイディプース王」「オルフェ」「声」「円卓の騎士」「エッフェル塔の花婿花嫁」「怖るべき親たち」「バッカス」収録。《芸術的軽業師》の詩的幻想。

89
白水社
イプセン名作集
山室 静ほか訳
初版1956・最終版1981年◆四六判◆510頁◆予価6090円(本体5800円)
「野鴨」「人形の家」「建築師ソルネス」「幽霊」「小さいエヨルフ」「ヘッダ・ガブラー」収録。近代演劇運動の起点となったイプセンの真価を知る好個の一巻。

90
白水社
シューベルトの歌曲をたどって
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ/原田茂生訳
初版1976・最終版1998年◆四六判◆550頁◆予価7875円(本体7500円)
ドイツ歌曲の第一人者が、シューベルトの生涯、交友、恋愛、歌曲の成立、解説、後世作曲家への影響などを年代を追って綴る、卓抜なシューベルト読本。

91
法政大学出版局
考える/分類する 日常生活の社会学
ジョルジュ・ペレック/阪上脩訳
初版2000・最終版2000年◆四六判◆150頁◆予価2100円(本体2000円)
収集―分類―整理という人間の社会-心理的素描を試みる考現学的考察を通じて、現代社会と人間の恐るべき変貌を描き出す。

92
法政大学出版局
山之口貘
仲程昌徳
初版1975・最終版1983年◆四六判◆328頁◆予価5775円(本体5500円)
未発表の初期詩篇から遺著『鮪に鰯』にいたる作品の軌跡を生活の軌跡と照らし合わせつつ、〈物への愛〉にみちた貘の詩的表現等の源泉をさぐる。

93
みすず書房
ジャコメッティ
矢内原伊作/宇佐見英治・武田昭彦編
初版1996・最終版2006年◆A5判◆362頁◆予価5040円(本体4800円)
20世紀最高の芸術家の仕事の日夜、脳髄、対話の貴重な記録。ジャコメッティのモデルをつとめたヤナイハラの名を不滅にした書。日記・手紙を付す。

94
みすず書房
クナッパーツブッシュ 音楽と政治
奧波一秀
初版2001・最終版2001年◆四六判◆236頁◆予価2940円(本体2800円)
ドイツ各地で徹底収集した厖大な史料に、緻密な検証を加える。分析の先に見えてくる大指揮者の真の姿とは。暗い時代との関わりを鋭く抉る意欲作。

95
みすず書房
この私、クラウディウス
ロバート・グレーヴズ/多田智満子・赤井敏夫訳
初版2001・最終版2001年◆四六判◆480頁◆予価4410円(本体4200円)
謎の多い実在のローマ第4代皇帝クラウディウス。病弱で吃音症、帝位など夢にも思わぬこの私が… 渦巻く陰謀、なみいる悪女たちの傑作歴史小説!

96
未來社
ロシア・アヴァンギャルドと20世紀の美的革命
ヴィーリ・ミリマノフ/桑野隆訳
初版2001・最終版2001年◆A5判◆182頁◆予価2940円(本体2800円)
ナロード(民衆)による革命と美的革命の相克をめざした、20世紀ロシア・アヴァンギャルドを、 世界の美術史のなかに位置づける基本書。

97
未來社
ディートリッヒ自伝
マレーネ・ディートリッヒ/石井栄子、伊藤容子、中島弘子訳
初版1990・最終版1995年◆四六判◆350頁◆予価3360円(本体3200円)
『嘆きの天使』『モロッコ』など不朽の名作を残し、今なお映画ファンを魅了しつづけている「世紀の女優」の知性あふるる本格的な自伝。


復刊候補一覧⑤ 《法律・経済・政治》

法律・経済・政治


98
岩波書店
二○世紀の政治理論
藤原保信
初版1991・最終版1993年◆A5判◆418頁◆予価3465円(本体3300円)
理念と現実を直截に表現する政治理論はこの世紀をどのように描いてきたか、代表的理論家の業績と学説を客観的に記述。

99
岩波書店
「表現の自由」を求めて アメリカにおける権利獲得の軌跡
奥平康弘
初版1999・最終版2000年◆A5判◆380頁◆予価4095円(本体3900円)
迫害と闘い、「自由」を求めて葛藤と苦闘を続けてきた人々の数百年の歴史を注目すべき事件、裁判と共に描き出した渾身の作。

100
岩波書店
モダン・エコノミックス19 一般均衡の数量分析
黒田昌裕
初版1989・最終版1995年◆A5判◆316頁◆予価3570円(本体3400円)
経済の一般的相互依存のメカニズムを分析するために、用具としての国民経済計算体系や投入・産出分析を説明し、一般均衡体系の実証モデルを構築。

101
岩波書店
日本の経済システム
寺西重郎
初版2003・最終版2004年◆四六判◆430頁◆予価3885円(本体3700円)
日本が経験した2つの経済システム「明治大正経済システム」と「高度成長期経済システム」を比較・検討し、システム改革と日本経済の将来像を示す。

102
紀伊國屋書店
水土の経済学 くらしを見つめる共生の思想
室田武
初版1982・最終版1988年◆四六判◆192頁◆予価2520円(本体2400円)
石油・原発文明は地球を死に導こうとしている。古来の「水土」の思想によりながら、共生の原理による新しい共同社会を遠望した、生きのびるための経済学。

103
勁草書房
戦後日本政治と在日朝鮮人問題
金太基
初版1997・最終版1997年◆A5判◆900頁◆予価17850円(本体17000円)
SCAP(連合国軍最高指令官司令部)の対在日朝鮮人政策の全体像を、一次資料に基づき、体系的かつ実証的に分析した初の研究書。偏見に歪められた歴史的事実を明らかに。

104
東京大学出版会
近代法への歩み ドイツ法史を中心にして
H.コーイング/久保正幡・村上淳一訳
初版1969・最終版1995年◆B6判◆202頁◆予価3675円(本体3500円)
中世から近世、近代、さらには現代へと至る法の歩みを、主としてドイツにおける発展に即して、正確かつ平明に叙した概説書。

105
東京大学出版会
日米関係通史
細谷千博 編
初版1995・最終版1999年◆A5判◆328頁◆予価3990円(本体3800円)
協調と対立を繰り返してきた日米関係を、ペリー来航以来現在までの1世紀半という長期的な視野のもとに一望した本格的通史。

106
東京大学出版会
北朝鮮 社会主義と伝統の共鳴(東アジアの国家と社会3)
鐸木昌之
初版1992・最終版1994年◆四六判◆288頁◆予価3465円(本体3300円)
独自の構造と論理をもつ北朝鮮政治体制を、朝鮮の伝統と解放後の政治との共鳴の中に探る。

107
東京大学出版会
韓国 ネットワークと政治文化(東アジアの国家と社会4)
服部民夫
初版1992・最終版1992年◆四六判◆288頁◆予価3465円(本体3300円)
血縁、地縁、学縁などを契機に形成される「人間関係のネットワーク」の視点から、韓国の政治・社会の基本構造にアプローチする。

108
東京大学出版会
民営化の政治過程 臨調型改革の成果と限界
飯尾潤
初版1993・最終版1993年◆A5判◆336頁◆予価5775円(本体5500円)
1980年代政治の焦点となった行政改革、特に国鉄・電電民営化を分析し、その成果と限界を明らかにする。日本政治の自己変革の可能性を追究。

109
東京大学出版会
マクロ経済学研究
吉川洋
初版1984・最終版1994年◆A5判◆294頁◆予価5250円(本体5000円)
ケインズ経済学に基礎をおく動学的な不均衡理論を提唱。日経経済図書文化賞・サントリー学芸賞受賞。

110
東京大学出版会
日本の戦時経済 計画と市場
原朗 編
初版1995・最終版1995年◆A5判◆330頁◆予価8610円(本体8200円)
日本の「戦時」における経済構造の動態を問う多角的な分析により、その研究フロンティアを形作った画期的共同研究の成果。

111
未來社
恥を捨てた日本人
三戸公
初版1987・最終版1988年◆四六判◆310頁◆予価2940円(本体2800円)
世界的に燃え上がったジャパン・バッシングの根にある日本人の経営のエートスを、さりげないエッセーや小論文で的確に、家の論理で解明する。


復刊候補一覧⑥ 《自然科学・医学》

自然科学・医学


112
紀伊國屋書店
何のための数学か 数学本来の姿を求めて
モーリス・クライン/雨宮一郎訳
初版1987・最終版1989年◆四六判◆232頁◆予価2940円(本体2800円)
数学は単なる記号操作の技術ではない。その目標は自然から知識を引き出すことにある。自然界の構造探究の歴史をたどりながら、数学という知の本質に迫る。

113
勁草書房
科学の社会的機能
J.D.バナール/星野芳郎ほか訳
初版1981・最終版1981年◆A5判◆496頁◆予価7770円(本体7400円)
豊かな歴史的・社会的視点のもとに、科学・技術の現実を鋭く批判し、未来の可能性を説く。科学と社会の関係を語る不滅の古典。

114
勁草書房
科学者の社会的責任
武谷三男
初版1982・最終版1982年◆四六判◆240頁◆予価3675円(本体3500円)
市民と共に闘ってきた著者の闘いの歴史と哲学を通して、科学者の社会的責任を問う。


115
勁草書房
量子力学の形成と論理 1
武谷三男・長崎正幸
初版1972・最終版1994年◆A5判◆310頁◆予価5250円(本体5000円)
量子力学の形成と論理 2
初版1991・最終版1991年◆A5判◆280頁◆予価4410円(本体4200円)
量子力学の形成と論理 3
初版1993・最終版1993年◆A5判◆310頁◆予価5250円(本体5000円)
人間の思想に大きな変革をもたらした「原子物理学」の論理構造を解明する。①原子模型の形成 ②量子力学への通 ③量子力学の成立とその論理。

116
勁草書房
原子物理学入門
坂田昌一
初版1972・最終版1972年◆四六判◆268頁◆予価3675円(本体3500円)
坂田モデルの提唱など理論物理学の発展に多大な業績を残した著者が、原子物理学の発展を歴史的に跡づける。

117
東京大学出版会
幾何学と宇宙(UP応用数学選書9)
木原太郎
初版1983・最終版1993年◆A5判◆190頁◆予価3675円(本体3500円)
科学技術に携わる人にとって重要な幾何学的な論理と感覚が、微分幾何学と一般相対論、宇宙論を入口に身につく最良の入門書。

118
法政大学出版局
出産と生殖観の歴史
新村拓
初版1996・最終版1997年◆四六判◆334頁◆予価3360円(本体3200円)
性愛・受胎・出産をめぐる古来の諸見解から、性と生殖の分離をもたらす現代の生殖技術の発展までを展望し、子を産むことの意味を考える。

119
法政大学出版局
在宅死の時代 近代日本のターミナルケア
新村拓
初版2001・最終版2007年◆四六判◆240頁◆予価2940円(本体2800円)
高度経済成長末期以降急速に失われた看取りの文化を、地主や開業医の日記等を通して明らかにしつつよりよく生きるためにその復権を提唱する。

120
法政大学出版局
美術の生物学 類人猿の画かき行動
デズモンド・モリス/小野嘉明訳
初版1975・最終版1985年◆四六判◆210頁◆予価2520円(本体2400円)
類人猿の画かき行動に関するあらゆる研究成果を蒐集・整理・分析し、人間との比較・検討を通して美術の発生現象を探る。

121
法政大学出版局
ミツバチの不思議 第2版〈改装版〉
カール・フォン・フリッシュ/伊藤智夫訳
初版2005・最終版2005年◆四六判◆208頁◆予価2310円(本体2200円)
ミツバチの言葉・感覚等、行動学に貴重な成果をもたらした発見に至る実験・観察記録。1973年度ノーベル医学・生理学賞受賞者フリッシュ博士の主著。

122
みすず書房
複雑性の探究
G.ニコリス、I.プリゴジン/安孫子誠也・北原和夫訳
初版1993・最終版1998年◆A5判◆360頁◆予価5250円(本体5000円)
カオス、アトラクター、フラクタル、自己組織化などの概念を軸にして、宇宙・生命・社会に秩序形成過程を探り、新しい自然観・世界観を展望する。

123
みすず書房
人間機械論 第2版 人間の人間的な利用
ノーバート・ウィーナー/鎮目恭夫・池原止戈夫訳
初版1979・最終版2007年◆四六判◆224頁◆予価3150円(本体3000円)
サイバネティックス概念を提示したウィーナーが、通信と制御の視点から、言語や法律という社会における多様なコミュニケーションの理解を目指す。