金沢創(かなざわ・そう)

我々のこの感覚世界はもともとはどのようなものであったのだろうか?それはどこから来てどこへ行くのだろうか?現在、乳児の視知覚の実験を行いながら、心の進化論・発生論について考察を進めている。専門は実験心理学。著書に『他者の心は存在するか』(金子書房)、『他人の心を知るということ』(角川書店)、など。
中央大学 山口研究室 (infant psychophysics)
立命館大学 北岡明佳 研究室(錯視のページ)
→紀伊國屋書店で購入 もしあなたが心理学を学んだ経験があるならば、本書は必読の書だろう。といっても、心理学の勉強に役立つからではない。心理学の教科書に出ている様々な人物の生の声、あるいは背景が描かれているからだ。 この本は、かつて心理学を学ん…
→紀伊國屋書店で購入 今回はちょっと心理学関連の本から離れてみよう。 みなさんは森敦の『意味の変容』を読んだことがあるだろうか?我々の世代で『意味の変容』といえば、ニューアカブームの頃、柄谷行人が何度も取り上げていたので知っている人も多いかも…
→紀伊國屋書店で購入 2000年以降で最も売れた科学書はといえば、おそらくラマチャンドランの「脳の中の幽霊」だろう。数多くの実験と事例を含むこの刺激的な本は、間違いないくこの10年を代表する科学書だ。 まずはタイトルがいい。原題は「Phantoms in the …
→紀伊國屋書店で購入 心理学を学ぼうと考え文学部に入学した後、研究室に配属された際に先輩から最初に薦められて読んだのが、D.マーの「ビジョン」であった。当時の心理学の状況は、ちょうど行動主義から認知科学的な情報処理アプローチへの転換期で、みな…